北から「とうちゃこ」した山荘飯島史上最高なメリノウールT

本日紹介するメリノウールTは思い入れが強すぎて長くなることを先にお伝えしておきます。

なのでいきなり商品の紹介をしたいところですが、まずは新潟のレジェンドな名店NORTHERN ISLAND/ノーザンアイランドについて語らないといけません。

私のブログにもノーザンアイランダーはいるのかな?まずは知らなかった方々へノーザンアイランドのことを知ってもらって、この商品がどれだけ最高なんだということをより深く知ってもらいたいと思います。

何を隠そう、このNORTH OF HEAVEN/ノースオブヘブンはノーザンアイランドのオリジナルブランドです。

ではノーザンアイランドはアウトドア店なのかと言ったらそうではありません。新潟でもうすぐ30年になるこれぞ洋服屋というお手本のような店です。全国的にもコアなファンを獲得しており、服好きたちがわざわざそこで買い物をするのです。こんな洋服屋をやりたかった・・・
「とうちゃこ」はノーザンアイランダーにとっては馴染みの言葉。
毎日更新されてるブログはみんなの日常のルーティン。仕事中も見てる人が多いとか。

店のホームページを見て頂くとより分かりやすいと思いますので、そんなブログと合わせてぜひ見てみてください。
たまにブログにでてくる141さんの自転車はその道のプロが見ても、ものすごくやばいんじゃないかと思ったりしてます。洋服の基本をまとめてくれてたり、山やキャンプをつづったブログもありますよ。

https://www.northernisland.jp/ ← ノーザンアイランドHP


そしてここからは山荘飯島の勝手な解釈で少しでもそのすごさが伝わったらと思います。

取り扱いブランドを見ると、服好きなら知ってるよというブランドがあるかもしれません。でもね、この店は流行りとか、これは売れるからとか関係なしに自らのポリシーをずーーーーっと貫き続けた商品展開をしているのです。

かといって化石のようにクラシックすぎるかというと、そういうわけではなく、歴史ある海外の名ブランドから、トラッドな洋服好きにはたまらない国内のブランドもやりつつ、自らのポリシーに当てはまるブランドであれば新しいブランドもきちんと真面目に取り扱っています。本当に真面目。

はじめて店を訪れるとその圧巻の品揃えに驚きますが、個人的には日本一じゃないかと思うのが靴の品揃え。冗談ではなく。レッドウィング、ダナー、パラブーツ、クロケット&ジョーンズなど、アメリカ、フランス、イギリスの名靴たちがサイズを揃えて並びに並んでいるのです。

*ノーザンアイランドのホームページより使用させて頂いております。

ちょっとアパレルの裏話をしてしまうと、サイズを揃えてたくさんの靴を展開するのは異常なことです。
洋服はメンズなら3サイズ展開。最近では1サイズのものも多いです。
そんな中で靴は0.5刻みで25cm~28cmまでそろえたとしても7サイズ!となります。単純計算で洋服の2倍強の在庫をもたないといけないのです。しかも革靴というところもポイント。ジャストフィットが当然なのでごまかすことはできない。常にシンデレラを探してる状態で待っているわけです。もはやボランティアと言ってもいいくらい。
なので在庫を寝かせてしまうリスクから、靴の専門店以外まともに全サイズをそろえてるところはほぼない。セレクト大手でも革靴をまともに扱っているところはかなり少ないと思います。スニーカーは紐によってある程度サイズのごまかしがきくので革靴とは比較にならないというわけ。

ようするにとんでもなく大変なのに、それを革靴の専門店ではないのに圧巻の品揃えで並べているのがノーザンアイランド。付け加えると、きちんとシューズケアグッズも用意してます。ここまでできるのは本当に限られた店だけ。

自分たちが良いと思うものをきちんとお客さんに伝えるために未だに古き良き「洋服屋」の姿勢を貫いている店なのです。

じゃあなぜこの店がメリノウールのTシャツを作ってるかというと、オーナーさんが山をやって40年の大ベテラン。
なのでメリノウールの良さ知り尽くしていたのです。
既にご存知な人も多いと思いますが、メリノウールはその速乾性と、何日着ても臭わない防臭性、冬は暖かく夏は涼しいという機能は他の素材では真似できないということ。
ここで重要なのは服屋なので他の様々な服も着てきたことだと思います。その結果、結局ウールが良いとなったのでその重みが違いますよね。
もともとはアメリカ製アイベックスのメリノウールのTシャツも仕入れていたのですが、残念ながらそのブランドの日本展開がなくなってしまいました。そんな時に新潟は名だたるニットの名工場があるので、なら自分たちでつくろうということで、できあがったのがこの商品というわけです。新潟の店が新潟で作ったメリノTという背景もいいですね。

トラッドな洋服を中心にしてますが、アウトドアウェアやキャンプ道具もあるのはそういうわけ。あらためて見直しても相変わらずすごい品ぞろえ。アウトドアに興味ある人とっても面白い店ですよ。


では、史上最高と言える由縁はどこなのかというと他には絶対無いと言い切れる上品さです。


よく街でも着られるメリノTという言い方をしてるブランドなどもありますが、山荘飯島目線だとそんな商品は無かった。街で着られなくは無いのですが、アウトドア感、スポーツ感の無い商品というのはなく、もしくはインナーでしょうというものだったり。最近だとオーバーサイズでファッション感出しちゃったり・・・これ以上言うのはやめときましょう。

誤解を招くと怖いので、山荘飯島の目線で無かったというだけで、速乾性などアクティブな活動において、もしくはインナーとして優れたものはたくさんあります!ということを力強く付け加えておきます。

ノーザンアイランドのことに戻ると、ニットの最高峰といえるジョンスメドレーをはじめ、海外、国内問わず本当に上質で品の良いニットを取り扱ってるという背景があります。
スメドレーなんかは数年前から藤原ヒロシさんとコラボしたり、日本企画を打ち出したりとかなりトレンドな商品になってますが、ノーザンアイランドはそんなの関係なく昔から毎年ずーーーーーっとやり続けているのです。スメドレーが世の中で忘れられたとてそれが良ければやり続けるでしょう。そんな最高峰のニットたちを30年近く取り扱ってきている店なのです。
スメドレーじゃないですが、毎年夏はフランス企画のラコステ通称フララコ祭りなる風物詩もあったりで、とにかくすごいです。

山を40年、最高峰のニットを取り扱う洋服屋を約30年。こんな経歴の人は他にいないでしょう。
そんな人が作ったメリノTなわけで、もう背景の重みが全く違う。必然的に上品で史上最高なメリノTができあがったいうわけです。洋服屋というところもポイントで、だからこそのこの絶妙なサイズ感と品の良さに仕上げられたのと思います。

ちなみに私自身、登山をはじめてからメリノウールの虜になり、国産でメリノTを作ろうかと考えていたくらいに25歳の私はそこに勝機を見出してました。でもそんな考えをもっていたら山と道がついに国産でメリノTを作ったのです。そりゃそうです。でもまだまだそこに余地はあると思っていました。なので10年前から色々なブランドからメリノウールのTシャツが出るたびにチェックし、数年前からいよいよファッションに昇華されたことを感じながらも、店をやろうと決める直前まで満足いくものが見つかりませんでした。
なのでもう自分で作ってみようと思っていた矢先に発売されたのがこのノースオブヘブンのメリノTだったのです。

ついに正解がでちゃったぞ・・・そんな商品です。

余計な話は書いてしまいましたが、これだけ思い入れがあったのでこのメリノTの紹介はより熱を帯びてしまってます。ノーザンアイランドでしか買えない商品を取り扱わせて頂けることになり、あらためて感謝です。

ようやくの商品紹介にいきましょう。前置きが長すぎた。

その品の良さの秘密はこのネックと袖のリブにあると思います。

ツラ構えが良いと表現すればいいかな。
アウトドアブランドは当然、アクティブな快適性を求め、インナーメーカーはインナー的な着心地を求めるわけなのでここにはたどり着けない。
写真を見て頂くと分かるように、高級なニットの佇まいなのです。良いと言われる様々なニットを長年取り扱い続けたからこその作りです。ポケットの大きさもこれが最適。

ネックの開きも絶妙すぎる。開き過ぎたら品はでない。かといって詰まりすぎてもよくない。
袖は若干絞られるつくり。ほんの若干です。


こういったちょっとした部分が高級なニット感をより後押ししてくれます。ポケットの大きさ含めて、でもこのちょっとした部分がとてつもなく難しいのです。


そして生地
SUPER120’Sのウォッシャブル・メリノウールの細い糸を使って非常に肌触りの良い着心地。チクチクなんかしませんよ。先染め糸なので生地の表面の表情がすごく良い。ここらへんのチョイスも絶妙すぎる。
個人的にはこの生地の厚みも純粋なアウトドアブランドでは表現できないと思ってます。
どうしても軽さや速乾性を求める傾向にあるので生地は薄くなります。でもほんとにそのTシャツ1枚で着て良いの?って思っちゃうことが登山中結構あるんですよね。
分かりやすいところだと、乳首問題ですよね。アウトドアブランドは行動のしやすさからTシャツがピタピタのことも多いのですが、笑顔で写真撮ったら乳首ポチってることがけっこうあります。街中だとさすがに恥ずかしい。

厚いといっても他のTシャツと比較したら若干厚みがある程度で、速乾性は十分。実際に去年の夏に散々着て、北アルプスを縦走してきましたが、全く問題なし。からっと快適でした。

開店2か月前の夢見てる頃。日焼けしすぎた真っ赤な腕を見せつけてます。
昨年とは色展開を変えてるので今年の色も定番とは限らないので注意!

ウォッシャブルと言っているのでネットに入れれば、洗濯機で普通に洗えます。しかも縮みもほぼなし。
去年から散々着てますが、ヘタリも少ないし、すぐ乾くしで、このケアの楽さにも大満足。


ピタピタの話を先に出しちゃいましたがで、このサイズ感はというと、

タイト過ぎず、適度にゆとりがあり、絶妙とはこのこと。
このサイズのおかげで、変にアウトドア感も出ないし、品の良さが際立ちます。

じゃあ具体的なコーディネートをお見せしましょう。


まずはテアトラのワイドパンツとの合わせを。

この時はMサイズを着てます。流行りを気にしないからいいみたいなことを言ってますが、山荘飯島は適度なミーハー感をもった流行りも好きな店ですので、太いパンツにはワンサイズあげて着てます。
171cm 58kg

ジャケットとのセットアップのインナーとしても去年の夏散々着てました。これで開店準備をして、メーカーさんに挨拶したものです。品が良いので全く違和感なく綺麗に着用できてしまいます。真夏でも汗をかいても快適です。

山の着こなしはこんな感じ。Tabisuke Tabizoに合わせて。この時はSサイズを着用

Tabisuke Tabizo的にはトレラン、ランニングなのではきっと化繊のTシャツの方が相性はいいのでしょうが、走った後、登山に行った後にちょっと街もうろつきたいなという時に品の良いウールTシャツはありでしょう。

オリジナルシャツを羽織ってもいいです。


そしてトラッドスタイルにも無理なく対応するのがこのメリノT むしろノーザンさん的にはこの合わせでしょう。

靴は茶色のローファーを持ってくるのを忘れたので、アルトラになっちゃってます。

マドラスジャケットに合わせたら、夏らしいアイビーファッションですね。ジャケットを脱いでもそこに品があるので、ちょっと小奇麗な会食をする時、大人なデートにだって最適です。ウールなので汗臭さとは無縁になるのもポイント。カジュアルな会社ならビジネスでも使えてしまうのがこのTシャツの凄さです。
わざわざウールを着てるわけではなく、仕事へ行くための最適なチョイスとしてこのTシャツを着ていけるのです。

こんなTシャツ他にありますか?
これが新潟の名店ノーザンアイランドがつくった山荘飯島史上最高なメリノTなのです。
冬はインナーとしても一年中着用できます。着てしまえば、1枚と言わず2枚、3枚買う人も続出してるのが納得できるはず。サイズ違いで買っても良いですね。

史上最高と言っちゃうのは許してください。だってまだ他のメリノウールのTシャツを取り扱ってないもので。
アウトドアブランドの作るメリノウールTはもちろん良いです。山荘飯島でも他のブランドのものを今後取り扱いますが、あくまでアクティブな活動においてなど、区別してその良さをお伝えしていきます。

最後になりましたがこのメリノTの名前はREINHOLDⅡ/ラインホルトⅡ

史上最高のメリノTの名前とその名店ノーザンアイランドをぜひ覚えてください。

¥14,300(税込)

オンラインストアには週末掲載予定です。まずは実店舗にお越しのお客様に優先して販売させて頂きます。遠方で気になる方はこっそりDM or メールを頂けましたら幸いです。

そしてこんな感じで山荘飯島オリジナルシャツとも相性抜群。

テアトラパンツとほぼセットアップで着れてしまうじゃないか。
ウールTシャツとウールシャツ、速乾性のある化繊パンツに靴はアルトラ。てことは登山に行けるね。
これが山荘飯島です。

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