先日に続き、NEWSIANの紹介 第2弾です。
第1弾 簡単なブランド紹介とトラベルコートに関しては以下ブログをご覧ください。
ファッションスタイリストとして世界で活躍するShun Watanabeさんがでかげるライフスタイルブランド
それがNEWSIANです。先に紹介したコート、これから紹介するパンツは取り扱い店舗が山荘 飯島だけだという謎な背景も思い浮かべながら御覧ください。
タイトルにも書きましたが、センターステッチのパンツをずっと探していました。どれだけ探していたかというと、まずオリジナル商品を作るならばセンターステッチのパンツと思っていたくらいに構想としてはありました。具体的に開店当初から工場を探して見積りをとったりして動いたのですが、金額的なところも踏まえてまだ作る段階じゃないと思いまして保留としていました。
センタープレスじゃなくてセンターステッチというところがとにかく重要だったのです。
少しセンタープレスの話をするとやっぱりDickiesのパンツですよね。20歳くらいから買い換えながら履き続けていますが、その理由の一つがセンタープレスでもあります。カジュアルに着用するのも好きでしたが、センタープレスをきれいにアイロンがけしてジャケットと合わせることも好きでして色々と流行りに流されながら服のテイストは変わってもディッキーズだけはずっと履き続けていました。
ちなみにHOUYHNHNMに掲載してもらった時に履いてるのが20歳からずっと履いているDickies。よかったら以下リンクからのぞいて見てください。
たしかヤフオクで1,000円くらいで買ったUSA製のやつ。もちろん撮影のためにアイロンでプレスを。同じ色や色違いを買い換えながらもこれだけはずっと持っていました。
オレ、お洒落だよ。みたいな関係のない話をしてしまってますが・・・
結局何を伝えたいかというとセンタープレスがあるだけで品よく色々な着こなしができておすすめだよということです。
しかし、センタープレスの弱点はアイロンが必要だということ。スタプレ的なパーマネントプレスなパンツもありますが永久的には続かないと思いますし、化繊ならアイロンでプレスするのはテカリや温度に気を使うのでめんどくさい。そんな問題を全て解決して安心してプレスを続けられるのがセンターステッチなのです。
レディースものやミリタリーパンツなどでも見られますが、意外と品よく履けそうなパンツで見つからないのがこのセンターステッチ。
話を戻すと
スーツで登山して会社へ出社できるくらいな、ビジネスから山まで本当の意味で対応できるシームレスな服を取り扱うことを山荘 飯島の理念として掲げていたので、そんな時に分かりやすくビジネスでも対応できるセンターステッチパンツというのが理想であったのです。今はアウトドア~タウンまでシームレスに対応みたいな言葉は使いたくなくなりましたが、今回のパンツにはあえて使いましょう。これが山荘飯島的シームレスなウェアです。これくらいじゃなきゃ山荘飯島ではシームレスと言えないぜ。
もちろんジェンダーレスでエイジレスで老若男女問わず、スタイルも様々に着用できるブランドなのでトラベルコートと同様にあくまで一着用例として参考としてください。
まずはこんなコーディネートを。ネクタイのみ私物で全て山荘飯島で購入できる商品。
ジャケット DIGAWEL×J.PRESS ダブルブレザー *サイズ2をかっこよく着用してます。
シャツ 山荘 飯島オリジナルオーダーシャツ ナイロンリップストップ素材 ¥19,800(税込)
色違いもあります。これもまた山荘飯島的シームレスウェア。ネクタイに合わせでも正解である襟型にしてます。
パンツ NEWSIAN
*商品名をクリックするとオンラインストアの掲載ページにいきます。
ジャケットはウールなので登山用ではありませんが・・・ジャケットを脱げば
(化繊のジャケットも良いもの探し中なので楽しみにしててください。)
このパンツはポリエステル100%のストレッチの効いた国産素材を採用しています。とにかくストレッチが効いているので足上げのストレスも無く、走ったりも容易です。真冬は一枚だと寒いですが、OCTAのパンツなど履けば真冬も問題なし。もちろんこれからの春~秋に最適な素材。
速乾性もあるし、シワにもならないしで快適に履けます。
アウトドアブランドじゃないのだからさすがに登山はだめでしょうと思う方もいるでしょうけど、いったい何が違うのだろうか?いやもちろん違いはあるけれど、前にも言いましたが、ガレージブランドが席巻している昨今だからこそ堂々と山へ行けると言えるようになったと思います。
*過酷な環境に行くならちゃんとしたアウトドアブランドの商品で行きましょう。藪や岩場や稜線もなく、日帰り中低山くらいならという感じなのでご了承ください。私なら塔ノ岳くらいまで。北アルプスや泊りの山行はさすがに履きません。
確かに実際のフィールドできちんと試験をしている分、アウトドアブランドの方が安心感はありますが、同レベルの素材を使った商品はたくさんあります。
そしてオクタやアルファダイレクト系の素材で登山へ行く人も増えたのできっとそれよりも安心感はあるでしょう。
縫製は日本の良い工場でちゃんとつくってます。ここには書けないのですが、その生産背景にも取り扱って良かったと、自分の見る目が正しかったと思えたことがありまして、本当に良い工場と思います。
生地、縫製の観点からみても違いは正直無いわけです。なんなら有名なあの海外アウトドアブランドの街でも履けるみたいなパンツよりこっちの方が良いとすら思ってます。
パターンに関してはめちゃめちゃ優秀です。これも上述した生産背景からくる理由で確信となりました。
画像だと分からないと思いますが実は一般的なパンツと比較すると寸法はウエスト、ヒップかなり大きめです。腰回りもゆったりでストレスなく履けます。
でもすっきりと見えるのはそのパターンの優秀さにあります。ちなみに股ガゼットは無いのですが、そこは生地のストレッチ性でカバーしています。本当にカバーされてますのでご安心ください。
綺麗なシルエットの秘密として、私がとりわけ驚いたのはこのウエストの作りです。
一見よくある作りなのだけど、こんなパンツは本当に無い。
腿や尻回りがゆったりしているのに、その余ってしまう生地がこの細かいギャザーとなっているおかげで、ウエスト部分が大きくならず、腿尻まわりもすっきりと見えてます。タックと同じ役割なのですが、まったく見た目が異なります。例えば大きなウエストのパンツを履いた場合、ウエストをギュッと絞ると腿や尻のシルエットがおかしくなると思いますが、このパンツはなりません。
大きい方のサイズ「2」を履いた状態。
インしてもお腹まわりが変にならないのです。ちなみにウエストは相当余裕があります。
尻に生地余りがあるのがわかるくらいに結構大きい。でもすっきりシルエット
小さい方のサイズ「1」を履いた状態 こちらでもウエストも腿まわりもゆったり。
*171xm 58kg ウエスト76cmのパンツがちょうど履ける体型です。
なかなか写真だと違いがわかりづらいのですが・・・
サイズを変えてもこんなにきれいにシャツがインできるイージーパンツてのは無いです。
インしてもきれいに履けるウエストの大きさってのはかなりシビアです。でもこのパンツならインしても全く変にならない。なのでちゃんとジャケットを着て、ネクタイしても品よく合わせられるわけです。なのに楽なイージーパンツの作り。
1、2のツーサイズ展開なのですが、フリーサイズと思ってください。
小柄な人や、少しすっきり履きたい人なら1、とりあえずゆったり履きたい人なら2という感じです。
丈は短めなので、175㎝以上の方は2で良いかもしれません。ちなみに150㎝台の小柄な女性もぜひぜひ履いてください。本当にこのシルエットはすごくて、どんな体型の方にもきれいに履けてしまいます。
*ジャケットと合わせた写真はサイズ1を着用しています。
私自身も全てを理解できていないのですが、ギャザーと合わせて、この太めのウエスト部とこのステッチのおかげでこの綺麗なウエストになっていると思いました。
股上が深くハイウエストで履けばお腹まわりもおさえられるので、体型を気にせずに着用できる優しいつくりです。このウエストのおかげで女性にもぜひ履いてほしいと思いました。
ゴムもすごく絶妙なフィット感です。履けば絶対にわかります。すごくしっかりしているのに苦しくないという信じられない作り。ゴムだけでも十分なのにウエストの紐も非常に優秀。
この部分のおかげでイージーに履けるのだけど、逆にイージーじゃないというか、ものすごく凝った作りです。
ウエスト ドローコード付き。
内側から紐が出ていて、隠すことができるのでインした時に綺麗にみえるわけです。
付属ついででファスナーはというよと
ゴールドで安っぽくない。イージーパンツなのにファスナー付きがありがたい人も多いはず。ちなみに前開きファスナーにするのもコストが上がるのであまりイージーパンツではやらないつくり。
両脇ポケットはファスナー付き
アクティブな活動を想定した時にもトラベルな便利な作りです。
これもイージーじゃないです。
もちろんこのファスナーも安っぽくない。細部までこだわりがすごい。というかちゃんとしてます。
尻ポケットも2個ある計4個で普通ですが、センタープレスパンツと考えたと時に余計なポケットがないのも個人的にはありがたい。
写真撮り忘れましたがもちろん股は2重のステッチをしていたのでちゃんとパンツでした。
ただセンターステッチだけのパンツならば自分で作ればいいのだから仕入れなくてもいいけれど、トラベルコートと同様に誰も真似できない、ここまでの作りこみをしてくれているので仕入れたくなったわけです。
サイズ展開を少なくするというのは素人では真似できないとあらためて思いました。よくあるフリーサイズとは全く違います。山荘飯島の取り扱いブランドだと迷迭香も同じようにサイズの凄さを感じますね。
登山へ行っても、シワにならずにセンターステッチなのでは永久的にどこまでも品よく履けるのです。
下山しても山感なく、街に馴染めますね。とは言ったもののベストと合わせると山感が生まれますね・・・なので山荘飯島的にはシームレスとは言えません。街で馴染むというけれどシームレスではないという、もう個人的なこだわりなのであまり気にしないでください。
第一弾のブログにも掲載してますがトラベルコートと合わせるのももちろんOKです。
ビジネスでも本気で使える。
ただのイージーパンツとしても優秀。
中低山程度なら登山ができる。
これがNEWSIANの作りは全くイージーじゃないこだわり過ぎたイージーパンツで山荘 飯島が登山用品店としてずっと欲しかったセンターステッチパンツです。
通販にも早速掲載していますので、ぜひご検討お願いします。もちろんサイズ感のお問合せもお気軽に。