ファッションブランドがデザインして、老舗鞄工場が縫製したナイロンリップストップのバッグ

ゴールデンウィークは休まず営業しておりますのでぜひ山荘飯島までお越しください。

そして先日は映画の日だったので、山荘飯島近所の下高井戸シネマまで行ってきました。

「ケイコ 目を澄ませて」

近所といっても山荘飯島から徒歩25分。登山のお客様ならば近所だと思ってもくれるでしょう。時間がある時は山荘飯島経由で散歩がてら行ってみるのも楽しいですよ。

とりわけ映画が好きと話せるほどでもないですが、なんとなく映画を見たくなったら昔からこんな単館を目指していくことが多いです。なぜなら映画のプロが映画をセレクトしてくれてるから。時間をかけて調べなくても名作や話題作に巡り合えたりします。自分が知らない分野は人任せにすると、時短につながりラッキーです。もちろんなんか違うと思うこともあったりしますが、それは自分の理解力がなかったものだとあきらめます。

映画をたくさん見ていて、その業界にいる人が厳選して、とても悩みながらチョイスしているでしょうからね。
選択肢はないし、今、旬の映画も無いかもしれません。でも知る人ぞ知る良作を見られたり、新しい発見があるから映画に詳しくない私は単館が好きという話です。

すなわち山荘飯島だよ、ということにまずはつなげます。下高井戸シネマと一緒にするにはおこがましいのですが、気持ちは同じかもしれないという話です。

ミニシアター系映画館のような選択肢の無い小さな店ですが、その過程で命がけでアイテムをセレクトしてますので厳選したものを置くように心がけてます。むしろそんなものしか売れないことがこの1年ちょっとの経験でも分かりました。万人受けはしないけど、万人が受けそうなニュアンスは潜ませているのでハマる人もいてくれると信じてがんばってます。なので悩むような時間を省略したり、新しい発見の為にこんなミニシアター系登山用品店をぜひ利用してみてください。

きっと明日には忘れているこのミニシアター系登山用品店という名称は今回のブログだけでの話にしておいて頂けると幸いです。

そしてそして、結局はその道のプロにまかせるのが安心できるというのが本日のブログです。
ここにつなげようと試みたのですが、なんかつながりそうでうまくいかずでした。なんとなくのニュアンスだけ感じとってくださいな。

そんなわけで今回紹介するのはカバンです。

カバンの縫製工場のプロと言ったらどこになるかと言うと、色々と候補はありそうですがPORTERブランドで有名な吉田カバンの名前を挙げても頭ごなしに否定する人は少ないと思います。

こんな悪い言い方をする登山用品店は山荘飯島だけでしょうから言ってしまうと、ミシンを持って数年のガレージブランドと70年以上の歴史がある吉田カバンが同じ製品を作ったらどっちの方が品質が優れているかという考えをした場合、はっきりと言わなくても答えは出てしまうに違いありません。

*でも寿司職人の修業時代は無駄だとなんとかホリエモンが言ってたとか、アイディアや発想次第、その人のセンスで一概には言えませんよということもいちおう付け加えておきます。この内容もこのブログだけで忘れてください。近いうちに小さなメーカー最高ですという話もするでしょうから。

ようするに、カバン工場のプロ中のプロである吉田カバンがアウトドア素材でカバンを作ったら面白そうですよね?ということを言いたかったわけで、このショルダーバッグは吉田カバン製なのです。

透けて見えるはPORTERネーム

そんなカバンの素材は、ナイロンモノフィラメントを使用したリップストップ生地にBJ加工というものを施しハード目な仕上げをしたおもしろい素材をつかってます。少し凹凸感があり、張り感のあるナイロンですが見た目はアウトドア文脈の人も馴染みあります。

ちなみにナイロンモノフィラとはナイロン原料を加工して強度をあげた糸のことです。強いナイロンと思ってください。ダイニーマとどっちが軽いの?強度があるの?とかそんな話はするのはやめましょう。

なぜならファッションブランド「DIGAWEL」の商品だからです。(*先ほどのPORTERネームの後ろに重なってるのはDIGAWELネームでした。)適度なアウトドア機能で十分です。それが今季のDIGAWELです。でもこの素材使いやデザインはアウトドアブランドではない面白い発想ですよね?ちなみにちゃんと頑丈な素材なので安心してください。しかも安価なナイロン感がないのもありがたい。

『ファッションブランド「DIGAWEL」がデザインして、老舗鞄工場「吉田カバン」が縫製をおこなっているナイロンモノフィラメントを使ったリップストップ素材のショルダーバック』がこのブログの本当のタイトルです。

長めのショルダー紐をラフに片結びで結んで短くしています。

なんだかおもしろく、しかも信頼できる商品に仕上がっていると思い、登山用品店に並べたら逆に新鮮に映ると感じて仕入れることにしました。ファションブランドはスルーされてしまうことも多いのですが、このバッグは登山文脈の人も手に取ってくださるなというのが今のところの手ごたえ。

正直なところ昨今のUL系バック状況は、小物も含めて素材が同じで軽量化にいきつくともはや形も同じで、ブランドネーム以外の差は分からないというのが山に行かない登山用品店の本音でもありまして、別に商品自体は全く悪くないのだけど差別化が難しいと思っている人も多いような気もします。なのでこのバッグはより新鮮に感じたのです。

もちろんこれで登山に行けるよという話では全く無いので、比較することじゃないのですけどね。

日常用の選択肢としてこんなカバンはどうですか?という提案になります。ファッションのプロがデザインしたアウトドア素材のカバンです。プロにまかせてしまえばいいのです。

白もあります。透け感はあります。本当はこんな感じでRABのセットアップみたいなアウトドアな洋服と合わせての提案も面白いと思ってました。残念ながらRABのセットアップは完売です。次回仕入れにご期待ください。

個人的にはこんなデカバッグが好みです。

このくらいにラフに持つのも好きでして。持ち運びやすさというよりも雰囲気。既にこれは私物として愛用しています。

ハードな仕上がりと言いましたがすごく固い生地というわけでなく、ハリがあるくらいでくしゃくしゃにして使えます。構造上、この大きなバッグをパンパンにして重たいもの目一杯を入れるには心配なので、荷物は少なめな、もしくは軽めにして大袈裟にこのくらいの大きなバッグで行くのがクールでしょう。大きな見た目よりもすごく軽いので邪魔になりません。

メッセンジャーバック的にも使えるので自転車乗る人には特におススメ。

ただの肩掛けでもOK

本家のルックもこんな感じ。ラフに結んで好きな長さに調整します。

透け感はありますが、裏地にナイロン素材を使っているので半透明な感じです。2重なおかげで、安っぽくなくちゃんとしてる。絶妙なバランスです。縁にはパイピングもされてますし、老舗鞄工場がちゃんとした作りこみをしています。

この内側のポケットをひっくり返しながら入れ込むと

こんな感じのパッカブルに。軽いので持ち運ぶことも簡単です。

当然、細部までちゃんと縫製されてます。ステッチが目立つからこそ、下手な工場ではできません。

吉田カバンは様々なファッションブランドとコラボしてるので、多くの無理難題を解決してきたと思われます。
腕が良いと言われる鞄工場でも、例えば革製品だけなど一ジャンルに特化してることが多く、異素材になると全く勝手が違いできないということも多いなかで、吉田カバンに関しては様々な素材に対しての縫製経験値が日本のカバン工場の中でもトップなのではないでしょうか?それ故に縫製が良いと言っていいと思います。

色々と書きましたが、雰囲気重視で単純にこれ良いなと思った方におすすめしたいです。

デカいバックはファッションの味方ですよ。

オンラインストアにも掲載しましたのでぜひご検討ください。

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