書き出し方を忘れてしまいそうなくらい久しぶりのブログなので、
まずは7月のメディア掲載情報を
今月POPEYE8月号に掲載されてます🙌
記念になるうれしい並びで、おすすめしたい旅に役立つアイテムを紹介しているのでご覧頂けたらと思います。
旅こそ登山道具の活用です。紹介している商品は店舗にも少量あります。
そして
7月15日発売のWWD JAPAN 登山特集内で取材を受けております。
https://www.wwdjapan.com/articles/1865933
有料記事ですが、本誌掲載以外の内容をとても素敵に掲載いただいております。
昨年もWWD JAPANに登山特集がありましたが、ULなんて言葉は普通に飛び交い「山」というのはファッション業界も注目する一大トピックになっていますね。
ちなみにWWDの表紙にも見えている迷迭香に別注させてもらったブライトグリーンのジャケットはメンズノンノのWEB記事にも掲載いただいております。
残念ながら完売してるのでブライトグリーンのジャケットを購入いただいた精鋭の方々はぜひぜひ自慢して頂けたら嬉しいです。一番生産数の少なかった色なのでとっても貴重な1着になっております。
さらに7/30発売 ゴーアウト9月号にて
とてもありがたいことに6ページぶち抜き山荘飯島特集です。
素敵な文章と写真で掲載頂いているので良かったら目を通して見てください。
*雑誌掲載商品はまだ未発売前のものや完売しているものも多いので、ご注意ください。取り置きなどはできませんが、在庫確認でしたら対応可能です。
ファッションの先を見据えて「山」の力を借りながら、
「山」の先を見据えてファッションの力を借りてみたところ、
登山用品店をはじめてもうすぐ3年経ちますが、
2024年7月ついに山荘飯島の時代に突入です。
一挙手一投足が同業者の注目の的。
みんなの憧れ山荘飯島です。
って言うのが、冗談にもならないくらいここ半年くらいの勢いは1年前とは違うと素直に感じることを認めてしまいます。
でも結局のところそれだけ「登山」「山」というジャンルが注目されているということだと冷静に思う部分もありますよね。ここまで取り上げられると一発屋的な怖さも感じてビビってはいるのですが、、、まあ、この取り上げられ方には流石に調子に乗っちゃう山荘飯島ですよね。
調子に乗ってしまう「山」の流れは消費者の方からしても、様々な文脈から登山にも馴染ませられそうな商品が出てきて選択肢が広がる明るい未来が待っているとも思います。少し狭い世界であった昨今の山文脈に異業種からの参入はきっと面白いはず。
そんな選択肢の広がる未来の一つが今回紹介するメリノウールというジャンルと思います。
ウールは調温調湿性があり、夏は涼しく、冬は暖かい、蒸れ図に汗冷えせずで快適。防臭性もあるので登山においては欠かせない素材です。
メリノウールのTシャツは登山文脈を飛び越えて、もう流行る兆ししか見えない状態です。着た時に単純に良いと思える機能性もあるので、来年以降はさらに広がりもっと世間一般に浸透していくと思います。登山分脈の方々からしたら何を今さらと思うかもしれませんが、アパレル分脈にとっては次なる一手としたい雰囲気をひしひしと感じてまして、どこもかしこもウールTなんてことになるかもしれません。
「メリノウールのインナーはあったけどスポーティーでタイト過ぎて・・・1枚でゆったり着られるメリノウールTを作りたかった・・・」なんて言葉が定形文みたいに飛び交うはずです。そこに「〜ミクロンの極細の糸で・・・こだわりのウールで・・・チクチクしないで素肌に着られる」なんて言葉も飛び交うでしょう。
だから先に言っておくと、ゆったりと1枚で着られる、こだわりの糸で作った肌触りの良いメリノウールTは既に至る所から発売していますので何も珍しいことはありません2024夏です。(*そんな中で先立って別格なのがONC MERINOだったりしたわけです。ONC MERINOのメリノウールTはもちろん最高なので、今回紹介するのは細分化すると少し別文脈からのメリノウールTになるかなと思います。)
空気が抜ける防水バッグと、メリノウールに「山」の可能性を感じて登山用品店をはじめた山荘飯島なので2024夏に上述した言葉で今さらメリノウール商品を紹介できません。(*とは言えこれから幅広い文脈が本気を出して作るだろうメリノウールTには期待しかない山荘飯島でもあります。)
そんな「今」のタイミングで調子にのっている山荘飯島がわざわざcomm.archに別注して作って頂いたのが今回のブログで紹介する商品です。
初めて山荘飯島のブログを読む人に向けて説明させていただくと、
comm.arch(コムアーチ)は山の匂いは全く無いファッションブランドです。上質な服を取り扱っているような服屋などでも評判が非常に良く、全ての商品が丁寧に作られていて、価格のバランス含めて安心しておすすめできる商品が多数あるので、山荘飯島には欠かせないブランドになっています。登山用品を買いに来たのに、コムアーチのことを知らないのに、商品を買っていくお客様が増え続けているが凄さがあるコムアーチなのです。
今年は例年より多めに仕入れているにも関わらず、インスタグラム等であまり紹介していなかったのに、レディース含めてほぼ完売状態という凄さがあります。けっこうレディースも仕入れておりました。
そんなわけで7月初めに結構な数で入荷したこの商品も、コムアーチの良さに気づいてしまった方々がわざわざ足を運んでくださりかなり少なくなっています。*既にサイズ2完売です。遠方の方は毎度申し訳ございません。
Super100’s merino crew-neck S/S Tee
ここまでの上品さで、価格面を踏まえたこのバランスで作っているウールTは来年を見据えても、まだおそらく出てこないぞと思います。だからこそ2024年の真夏の「今」少し先を見据えて発売したくて別注をさせていただきました。
酷暑にこそウールなので、暑さが厳しい晩夏初秋に馴染むBlack out とDk.Cloudsの2色展開で用意しています。
来年は緩めなアメリカTシャツみたいに着られるメリノウールTが全盛期になると思いますが、オーバーサイズとかでは無く、上品なリラックスシルエットなのがコムアーチのメリノウールTの特徴です。
一度袖を通すと、コムアーチを知らなかった人がファンになる理由が分かるでしょう。完成されたコムアーチらしいシルエットが年齢性別を問わず、品よく着こなせます。
個人的にも気に入っている重要なポイントがネック部分です。
登山を意識していないからこそ通気性が良いとかではなく、ほどよく詰まったネックで品よく着られる無地のメリノウールTになってます。緩いサイズのメリノT、ジャケットの下に着るためのメリノTは出てきそうですが、上品だけどリラックス感のあるメリノTはまだまだ未開のジャンルと思います。アウトドアに上品さは入りませんからね。だからこそこんな商品が欲しかったわけです。
ネックは詰まっているけど柔らかいので苦しく無い。しかも伸びにくいというそんな部分もすごく気に入ってます。ウールTは薄手なので身体のラインが出やすいため、このリラックス感あるシルエットなのもウールTを1枚で着るための重要な要素です。
先に言っておくと登山で着られないわけではありませんが登山を想定しては作られていないので、耐久性とか通気性とかそういう話はしません。なんならこの商品は山で着なくても良いと思ってる登山用品店です。
かと言って厚手というわけでも無く、変な毛玉もつかないので、真夏にデイリーに着用して欲しいとメリノウールが好きな登山用品店としておすすめさせて頂きます。
安く買える「Tシャツ」というジャンルなのにアクティブな人たちが高いお金を出してでも買いたいと思う機能を持っているのがメリノウールなわけなので、長く着ている日常でこそ、その機能性を十二分に感じることができると思います。特にこの酷暑は間違いなく汗をかくので、汗をかくけど平気なフリできるウールというのは亜熱帯日本には無くてはならないアイテムでしょう。
登山は好きでも街にいる時間の方が長いという方は多いと思いますので、日常で長く品よく着られるだけで買う価値があるわけです。メリノウールを着たことない人も、1着目にオススメです。
例えば、少し丈の長めのショーツと合わせて。
ヤンチャな雰囲気が抑えられて文化系男子にも非常に良いバランスです。上品過ぎると思いきや、カジュアルにも対応できるこれがコムアーチの普遍的なリラックスシルエットがなせる雰囲気です。
空気が抜ける化繊の軍パンとも相性良し。
空気が抜ける化繊のショーツとも相性良し
*ロングパンツはS、ショーツはMを着用しているパンツは以下リンクのものです。
https://sanso-iijima.stores.jp/?category_id=64173a05418fdf1b0f77fea0
ウールの高級感ある雰囲気が、カジュアルなコットンTには無い雰囲気で上品さを与えてくれるので化繊のパンツともすごく良いバランスです。
さらにはインしても着るのも良い塩梅です。
山を意識していないからこそアウトドアブランドには無い上品さがあり、1枚でスラックスに合わせたり、ジャケットのインナーにも真面目に着用できる幅があります。職場にもよりますがビジネス用途で使える人もきっと多いでしょう。
昨今、街でも山でも着られるシームレスウェアはキーワードみたいに気軽に飛び交ってますが、個人的にはそんな商品はそうそうないと感じます
ファッションブランドが作るアクティブアイテムに登山文脈の人が不満を持つように、登山ブランドの自称街でも着られるアイテムはファッションに妥協したく無い時は遠慮したくなると思ってしまう山荘飯島なので、なおさら例えばきちんとした場やビジネスシーンで品よく着るなんてのは難しいと個人的な偏見を持ってます。(自分がどう思うかではなく、その場面でまわりにどう思われるかという部分も大切にすることが紳士淑女の嗜みなわけです。
そんな偏見をもっている山荘飯島だから、コムアーチに別注する意義があったわけです。
ノーネクタイだけど、ちゃんとした会食の場にはもってこいですね。
大人も着られるバランスです。それでいて汗を書いても不快感が残らずに快適なメリノウールです。
ネックに品があるのでシャツのインナーにもオススメ
*これは同素材長袖の写真
元々は同じ素材で秋冬シーズンにロンTの取り扱いがありました。それが上の写真のジャケットのインナーに着ているものなのですが昨年に購入して着ていたら本当に調子が良かったので今回依頼させて頂いた経緯があります。(*ロンTは今季の秋冬も発売しますのでご期待ください。)
それが以下ブログの商品です。
そんなロンTですがコムアーチではSuper120’sというさらに極細糸を使ったメリノウールの長袖タートルネックTが定番として発売されています。
この『意図』してウール糸を使い分けているところも別注する価値があると思いました。
一般的には糸が細い方が高級とされているので、糸が細いから高級だぜ、肌触りいいぜ、程度の言及しかしていないメリノウール製品を作ったメーカーが多いです。
もちろん正しいとは思うのですが、コムアーチはただ糸の細さとかを売りにしているわけではなく、意図してsuper100’sの糸のチョイスという素材の使い分けができているのです。私自身も全て理解できないコムアーチの奥深い素材に関しての説明なのですがSuper120’sとの着心地の違いを感じて欲しいと記載があり、まさにそれを感じて今回この素材で半袖Tを依頼したのです。滑らかな肌触りという点はSuper120’sの方が上質さを感じられるのは確かなのですが、良い意味で通年着られる素材の薄さと肌離れの良さが夏に着たいと思わせてくれました。もちろん安心して素肌に着てください。
手洗い推奨の商品ですが、個人的にはネットに入れて洗濯機洗いもしております。アウトドアブランドのウール100%商品を持っていたら慣れた感じでケアできます。
そんなロンTをただ半袖にしたわけじゃないという点も説明しないといけません。
これぞデザイナーの仕事だからです。
コムアーチのコットン半袖Tのサイズ感とか全体のバランスがすごく好きで愛用していたので、そのイメージで半袖ウールTが欲しいと別注を依頼しました。また長袖のネックの詰まった雰囲気も好きなのでそこもそのままにして欲しいとポイントだけざっくりと伝えたわけですが・・・
半袖にするにあたりネックを5mmほど下げたとのこと。(広げた)
長袖のネックの作りと同じバランスで半袖にすると詰まりすぎて見えてしまうことから微妙に修正。プロしかわからない繊細な部分なのですが、着ると納得しかない部分なので長袖を持っている方はぜひ比較してみてください。
また肩線も少し前面に出てくるコムアーチらしいデザインを採用してくれました。
肩線がリュックに干渉しないとかそんなことも言えると思った登山用品店ですが、、、
そこは狙いじゃなくて、あくまでデザインとしての肩線のこと。だからこそベーシックに見えるけど普通じゃない表情が生まれます。コムアーチのTシャツを愛用していたにも関わらず、恥ずかしながらこの別注の際に気づいたポイントでした。なんだか良いなと思ったのはこういう部分があったからなのですね。
もちろんサンプル作成後に洗って縮みなど確かめてもらって、細部のサイズ感などを細かく調整して頂いた上で完成したのが今回の商品です。そこまで労力をかけてデザイナーさんにやって頂いたわけで、出来上がりを見て本当に別注して良かったと思った次第です。
ファションブランドに依頼することで奇をてらいたいというわけでもなく、メリノウールが流行るから依頼したわけでもなく、このブランドに依頼しないと出来上がらない空気感や雰囲気があるから私はコムアーチに別注させて頂きました。
これはDk.clouds 杢調です。
今回分かりやすいポイントだけしか書いてませんが他にも私も知らない気づかないこだわり満載だと思います。ぱっと見は気づかないような言葉で表現できない部分が積み重なって着用した時になんだか良いということが感覚的に伝わることは間違いありませんので、ぜひ着用してみて欲しいです。
細部まで見ていくとコムアーチのTシャツってベーシックなように見えて実は個性的なんですよね。ものすごく繊細なバランスでリラックス感と上品さを保っています。そんな細かい表現に年齢性別問わずにファンがいるのだとあらためて実感しました。
そしてこの価格¥14,300(税込)ということも他にないバランス感の一つだと、メリノウール好きとして思います。
言いふらすことはデザイナーさんは好きじゃないかもしれませんが
この札もわざわざ手作りで作っているということに驚きです。
事前に「Specially Made For Sanso-Iijima」と書いても良いですか?文字は何色が良いですか?と相談までしてくださいました。 大きなメーカーの人には理解されない、消費者にも分からない細かな努力でこんな金額を保っていてくれるのかもしれません。
こんな部分含めて、本当に丁寧に対応頂いている上に商品の質まで素晴らしいコムアーチはきちんと紹介しないといけない商品だと思いまして一生懸命ブログを書いてます。長文な紹介になるのは必然で、紹介まで時間がかかってしまい申し訳ございません。そして調子にのってしまう流れを感じる「今」に危機感を感じたので地に足つけて、初心に戻って丁寧なブログを書くことにしました。
晩夏に馴染む汗染み目立たないBlack out、Dk.Cloudsの2色展開
サイズは2、3、4の3サイズ展開
金額¥14,300(税込)
既に少量ですが、オンラインストアにも掲載しましたのでぜひご検討ください。
https://sanso-iijima.stores.jp
*完売サイズは今年の再入荷ございません。店頭在庫とリンクしておりますのでご来店前の在庫確認としてもお使いください。