まずは少し時間は経ってしまいましたが、
1月末にONC MERINOと開催した福岡POP UPイベントにご来店いただいたお客様は本当にありがとうございました。
どんな反響があるのか実験的な意味合いとただ福岡へ行く目的が欲しくて実施したイベントだったのですが、インスタグラムなどで普段から山荘飯島を気にしてくださるお客様と直接お会いできて、とても有意義なイベントになりました。良い出会いもあり、おかげさまでそこからの九州旅は余計楽しいものになりました。
会場としてもお世話になったギャラリーキシタ 福岡から長崎までお世話になりました。
みんなの憧れLULUのロールケーキも食べられて大満足 福岡来たらここに寄るのはマストです。
店をはじめてから初の長期休暇を頂いたおかげで、福岡から熊本までほぼ毎日朝夜銭湯、サウナ、温泉に入り、食べて飲んでホテルで寝るだけという贅沢な日々を過ごすことができました。
後半は3日連続山も行けたし。
福岡オレンジあらため長崎オレンジが爆誕して
2日連続 雲仙・普賢岳へ
宿は登山口まで近く、朝ごはんをのんびり食べて、登山へ行けるコースタイムでもあったので、気軽に登山へ行けるのはとても良いですね。
そして阿蘇山は偉大でした。
想像していないほど雪が積もってそして晴れた山々はとても楽しく、ご飯は美味しいし、とにかく楽しかった福岡、長崎、熊本でした。こんなことができたものもPOP UPを開催できたおかげ。
振り返ると福岡で稼がせて頂いたお金を九州各地に還元していき、東京に戻った頃には無くなってしまうという福岡POP UPの恐ろしさにも気づいてしまったわけですが、また機会があればPOP UPを開催したいし遊びにいきたいと思うほど魅力的な土地だったので福岡及び九州の皆様今後ともよろしくお願いします。
初日の夜にはしゃぎすぎてPOP UP2日目のスタートが絶不調だったのはここだけの話です。おそるべし福岡POP UP・・・そんな反省も次回に活かせたら良いと思います!
そしてその期間中にmaastikに乗っ取られていた山荘飯島ですが、
今はその痕跡は無くいつも通りの丸見え営業スタイルとなっております。
ちなみにmaastikは現在取り扱いはありませんので、正式に展開が決まった際はあらためてアナウンスをいたします。そこであらためて詳細な紹介をさせて頂きますね。
山の影響は見えますが、決して山文脈では無いブランドとの取り組みは新しい表現ができて面白いし、店としてもありがたいのでアノニマスなmaastikの方向性や今後の動きには登山用品店としても注目してみようと思ってます。
ではここからが今回のブログの本題
でも最後の余談を少しだけ
イベント続きでようやく久しぶりに迎えた平常運転の週末はめちゃめちゃ暇だったのですが、基本にそってのんびりとした営業&接客は重要だと実感しました。暇そうな雰囲気を狙って来てくださる方もいてゆっくりと普段するべき話ができて、長く続けるためにはこういうことを大切にしないといけないなと。
常連さんに至ってはイベントの際は気を遣ってくださったり、なかなか丁寧な対応ができていない事実もあり、大変申し訳ないなと常々思ってましたので2025年の改善ポイントに挙げておきます。2023年くらいの山荘飯島がちょうど良いバランスだったのかもしれないと思ってもいるので、その時の気持ちを思い出しながら久しぶりのブログを書いてます。
『脇、肩、首で語れる「山」のアルファダイレクトベスト』
この商品に関しては2023年9月にブログを書いてます。
読み返すのもなかなかにめんどくさいブログです。真面目でバランスも整っていた2023年に書いたブログです。
今回紹介する商品は素材、仕様、形は変更していないので、このブログの説明だけでも十分過ぎるかもしれませんが2025年に巻き起こるアルファダイレクト戦争(既に起こってますよね)を好機と捉えて、まだまだ説明していなかった山荘飯島オリジナルブランド「山」のアルファベストについて紹介していきます。
素材の良さだけで売れるのは登場から2〜3年くらいなので、山荘飯島は少し先を見据えてベストを作ってました。
もちろん山荘飯島の独断と偏見的な説明となりますので異論反論は甘んじて受け入れます。
万人に最高なものなど無いと思うので、あくまで山荘飯島的な考えにおいての最優秀ベストということです。
まず素材に関してですが、
前回のブログでも書いてますがアルファダイレクトの機能面の説明に関しては調べればすぐに出てくるので他におまかせします。まだ着たことないし何が良いのか教えて欲しいというファッション文脈の人がいたら、ちょうど良い温度を保ってくれるのでとりあえず着てみましょうということしか言えません。着ないと分からない部分があるからです。ものすごい暖かいわけでもなく、丈夫でも無い素材なのに山業界で流行ってるので試してみて損はないはず。真夏以外は長く着れます。重ね着を迷う春にこそちょうど良い塩梅でとても長く着用できる素材なのです。
ファッションの5年くらい先を行くのが山の流行(機能面や素材においての)であり、アルファダイレクトにおいてはファッション文脈でも、もう無視できないところまで来ているので、流行ってる素材、これから流行る素材、そして廃れるかもしれない素材ということで今年持っておきたいはず。
ちなみに調べた際にアルファダイレクトの厚みに関して色々と出てきて悩むかもしれません。
今まであまり説明していませんでしたが、山荘飯島においては「長持ちするから」という理由と「透け感少なく日常着でも様々な場面で馴染むから」という理由でアルファダイレクト120相当を使用してます。
アルファダイレクトは毛が抜けるデメリットがあり、薄手なものは長持ちしないと実感している人もいるでしょう。毛が抜けるのに丈夫じゃ無いのに人気な製品が多い不思議な世界が昨今のウルトラライトな登山文脈です
そこでアルファダイレクトを知らない人から見ても安心して着られるような普段使いを長くしたいので、毛が抜けても透け感が目立ちづらい厚みのある素材を使用することにしました。
アクティブな用途においてはシーン毎に薄手タイプの60や中間である90の優秀な面はあるのでしょうし、その透け感がファッション的と思う部分もありますが今回はあくまで日常使いをしたいベストやマフラーという形であり、アルファダイレクト初心者入門アイテム的な立ち位置にしたいので山荘飯島にとってはこの厚みが正解となります。
長く過ごす日常にこそ山の機能性を活用したら、その優秀さを実感したことが山荘飯島をはじめた経緯の一つでもあるので、このマフラーとベストでアルファダイレクトの機能性を身近なものにして欲しいと思います。
ここまでが素材の話となりますが、2025年において素材の話だけでその商品が優秀だという説明をするならばとても危険です。みんなこだわってもの作りをしてますし、大手メーカー含めて、様々な賢い文脈が登山文脈に目をつけてるので、気軽に作ったらあっという間に淘汰されてしまう時代に突入です。
もちろんそんな流れを意識してるのが山荘飯島なので淘汰されないようにこだわった一つが2023年のブログで書いた縫製についての説明です。「日本の下着工場で縫製」という部分ですね。
別に珍しいことでは無いけれど、誰でもものが作れる時代だからこそ売る側がちゃんと製品を理解することがとても誠実な販売の仕方だと思っていいるのでこんなブログを書いてたりします。
そしてすみません!
あれだけ力を入れて説明していた工場が変更になったことをはじめてお伝えします。でもクオリティーは変わっていないのでご安心ください。
まず、なぜ変更したかという部分に関して説明をすると、お陰様で好評につき要望を頂くことも多く、2次流通で定価よりも高値で取引されていたことも実は見ていたりしてたので今回大きく生産数を増やす試みをしておりました。その結果、色々と交渉はしたのですが以前依頼していたところでは対応ができなくなってしまったのです。
工場には本当によくして頂いていたので、非常に残念な結果であり、福岡POP UPにも持っていきたいこともあって焦りに焦った田窪さんだった2024年10月頃です。
しかし!!そんなタイミングで今回依頼した工場側から直接連絡をもらうという業界的にもミラクルな縁がありまして今に至ります。
ここにきて生きてきたメディア露出と山荘飯島田窪さんのカリスマ性です。実はけっこう色々な場面でミラクルな良縁が功を奏して生き延びてきた山荘飯島なんですよね。
下着工場では無いのですが、著名な日本のコレクションブランドなどの縫製も手がけており、規模も大きくフラットシーマなど設備が整っている工場と巡り合いました。もちろんサンプルを幾度か作ってもらって納得した上で依頼をしております。大手と取引をしているおかげで細かい面でもスムーズなところも個人店としては非常にありがたみを感じる部分です。
なので今回は「大手ブランドも手掛けている日本の優れた工場で縫製をしてます。」というありきたりな説明になってしまうのですが、実物を見て頂ければ納得して頂けるクオリティーになっていると思います。縫製できない私が分かりやすく伝えられるフラットシーマは健在でして、ちゃんとしたファクトリーを使用したアルファダイレクト製品です。
下着などに使われる肌あたりの良い縫製。詳細は前のブログをご覧ください。
ちなみにふわふわでストレッチ性もあるので、生地の目(縦横方向)を合わせるのが大変とのこと。
メッシュ面があるので縫製が曲がっているとバレてしまいやすいのも厄介なのですが「ほぼほぼ」綺麗に縫製されてます。「ほぼほぼ」と書いたのは本当によく見ると少し曲がってるように見えるものも個体によってはあるということも正直に伝えておきます。ほぼほぼ綺麗な縫製というのがどれだけ綺麗かはぜひ他のアルファダイレクト製品と見比べて欲しいポイント。単純に縫製が良いよ!なんて伝えることほど、無責任な気がする最近の山荘飯島なのでどういうところが綺麗か、でも限界がある部分もあるよということをできる限り正直なことに伝えていこうと。特に自社商品に関しては損得無く伝えられますしね。
今回も縫製箇所を堂々と見せられる製品にはなってます。
そんな生地の特性もあり、この深いプルオーバー仕様も生地タテヨコを合わすのがとても大変な部分になります。要するに工賃が上がる対象になる部分。実は前が全て開いてた方が縫製が楽なケースが多いのです。
プルオーバーをやめても、ファスナーを無くしても今ならばアルファダイレクトてことで売れるでしょうけど、このこだわりが後々響きそうな気がした2023年だったのです。
そんな予想通り、縫製の説明だけで終わったらダメな2025年が到来です。
縫製だけじゃない部分を見越して作っていたのがこのアルファダイレクトベストですので、既にお持ちの方は仕様は変わっていないので実物を見ながらここからの説明をご覧頂ければと思います。
ようやくブログのタイトルに回収です。
◯「脇」
これ女性にとって重要な部分かもしれません。試着した女性か高確率で指摘頂けるのですが、なんかシュッと見えるということ。
その理由は
両脇下、細腹と言って良いのかな?脇下に1枚パーツが付いてます。しかも前身寄りに切り替わってます。
このおかげでふわっとせずに綺麗に身体に沿うのですが、この接ぎ目のステッチがあることで視覚的にも胴がとてもスッキリ見えるのです。婦人服のブティックならば「これ細見えするから買いなさいよ。」なんて言える素敵なベストなのです。
しかもこの部分が目立ち、僅かながらテックな雰囲気にもなります。
とても抽象的な言い方になるのですが、(しかも個人的な好みの話ですのでご了承ください!)
ナチュラル系なほっこり感(ほんわか感?)は個人的な好みでなく、毛足のあるアルファダイレクトは一歩間違うと若干のほっこり感が生まれてしまうので、この脇の切り替えで見た目のバランスを非常に整えてくれます。ちょっとだけシュッと見えてカッコいい方向へ持っていってくれるのです。着ているスウェットはbalの新作ですがそんなブランドとも合わせたいベストになってます。
なので男女問わずに幅広い方に着用頂けるバランスになっているのがこのアルファベストの特徴です。
ちなみに腕を広げてみるとアームホールとバストが広く、少しくびれているようなバランスになりますがこのおかげで腕が動かしやすかったり、寸法的には緩いけれど細くも見えつつ、重ね着もしやすい。
デザイン的なこだわりになるので絶対に外せないポイントだったのですが、実はこの仕様があることで商品の金額が1,000円以上高くなってしまいます。大袈裟ですが、そのくらい重要ポイント。
単純にパーツが増えて縫製箇所も増えるため実はかなり工賃に反映される部分なのです。さらにフラットシーマなのでより糸コストも時間もかかります。
上述したプルオーバー仕様の説明と重なりますが、この脇を省いてもアルファダイレクトを使用したベストということで同じ値段でも今のところ売れると思いますが、アルファダイレクト戦争が起こることを予想してあえて省かずにこだわっておきました。実際に試着頂く女性の方の反応を見ると、こだわってよかったなと思ってます。
もちろんこの仕様だけで良い悪いとは一概に言えないのですが、同じ素材を使った製品でもこういうところを見ると、その違いが見えたりします。今回は分かりやすい部分ですが、例えば見えづらい部分を簡易的にして、うまく賢く作っているのは大手アパレルメーカーだったり、MYOG的な流れで簡易的に作っているのがUL的な発想を持ったブランドだったり。
山荘飯島含めて、メーカーや店側はその簡易的な作りにさえ上手いこと言ってこだわっている部分に見せようとしているので消費者の方は注意をしてみてみましょう。長い文章を書くことでなんだか良いものに思わせようとしているのも山荘飯島ブログの戦略ですしね。
でも例え簡易的な作りにさえ超越して、魅力や価値を感じるのがデザインやファッションというバランスなので本当に一概には言えない部分!!
価値の感じ方はそれぞれということなので、山荘飯島のセレクト基準や価値を見る基準の一つとして覚えておいてみてください。
◯「肩」と「首」
ベストにおいて肩幅と首周りの開きはとても重要です。
そしてメンズ、レディースで全く異なると思います。
★まずはメンズの説明★
元ネタの写真を見てみるとわかりやすいので、ご覧ください。
黄色のベストはこのベストの元ネタですが、(斜めな理由は過去のどこかのブログに書いてます。)身幅に合わせてサイズアップしたものを購入したので、それに合わせてネックも緩く、肩が広く、四角くて少しダラシない人になっています。
画像が粗いですが、こっちの方が分かりやすいかも。
ちなみにこのブログで書いている別注DIGAWELベストはドロップショルダーながら神がかったバランス感で作られております。この時も肩幅に言及してますので、ご参考までに。これぞファッションブランド。
また脱線しますが、画像を調べてたらこの時2023年1月にも現在のスタイルの片鱗が。
今では信じられないかもですが、登山文脈の誰からも見向きもされなかった頃の迷迭香パンツスタイル。でもこの時から、来店した数少ない山荘飯島ファンが試着すると、とりあえず買っていく凄さがあった迷迭香パンツです。片手で数えられる程度ですけれど・・・自分のブランドではありませんが、じわりじわりと評価がされていくのに達成感すら感じる2025年ですね。
ちなみにこっちはワンサイズ小さいベストですがやっぱり肩幅が広く、ちょっとネックが緩め。
では話を戻すと4、5年前のオーバーサイズ全盛期ならそれで良かったかもしれませんが、今は2025年です。
登山文脈にワイドシルエットが浸透する頃に、ファッション文脈は数年前からサイズダウンの方向に舵を切ろうとしているのがみられます。山の5年先を行くのがファッションの流行です。
とは言え緩いシルエットはとにかく楽なので、なかなかタイトと言われるようなジャストサイズに戻ることは難しいとも言われてます。特に年齢を重ねるとあの頃のタイトさに戻るのは不可能なので、自分が良いと思ったスタイルでいくのが正解。まだまだワイドなシルエットは各社からたくさん販売されそうだし、特に登山においてのワイドシルエットは通気性がある利点もありますしね。でも街を見渡すと若者はスタイリッシュにジャスト目に着ていたりもするので、ちょっとだけ気にしてみようファッショントレンドというわけです。
そんな時にこのアルファベストの肩幅を見てみると、ドロップはさせていないことに気づくはず。(あくまで私の好みですので。サイズアップするなどお好みで着てみてくださいね!)
通常サイズ2を着ているのですが、こんな服装も想定して実はサイズを決めていました。
171cm 60kgがサイズ1を着るとこんな感じです。
私自身はどんな服装も好きで、実は安定しておらずその時の気分で好みが分かれるのですが久しぶりに着たいトラッドな服装です。ファッショントレンドにはそろそろドレスの兆しも見えているとか。
毛足のあるアルファダイレクトだからウールのようなセーターらしくなり、とても上品に着られます。でも通気性があるからオーバーヒートしないちょうど良さ。さらに言えばアルファ120の厚みだから醸し出される上品さ。よく比較されるオクタではこの雰囲気は出ません。こんな理由もあってアルファダイレクトを選んでベストを作りたかったのです。
山荘飯島は機能面で細かく比較するのではなく、その枠外で見た目が良ければそれで良しな登山用品店ですからね。
「日常にこそ機能素材を。」と言う言葉を掲げているので、スーツ勤務の人もジャケットの下に着てほしいアルファダイレクトということです。一番の日常服は仕事着だと思うので街も山もシームレスと言うならば、このくらいの覚悟を見せたくて作ってみました。デスクワークにもちょっと暖かさが欲しい時におすすめです。
肩幅ももちろんなのですが、ここで重要なのは実は首です。首周りの大きさは非常に重要。
クルーネックのベストをグッと首元下げてネクタイをするイメージで。
品よくネクタイまでできるバランスはなかなか難しい。
首が緩過ぎてはだらしなく、カジュアルに見え過ぎてしまうので、ある程度詰まっていないとバランスが悪いし、詰まり過ぎてもダメ。プルオーバー仕様だからできる絶妙なネックの開き具合です。ネックを適度に詰まったバランスにしても着脱に影響が出ないのでプルオーバーは優秀です。
オーダーメイドシャツにおいても5mm単位でネックサイズを決められるのでお客様と時間をかけて細かく話すことが多いですが、ネックが全てと言って良いくらい服においてはとても重要なのです。年齢を重ねると自分のスタイルで誤魔化せない部分が出てくるのでなおさら気にしておいた方がいいと思います。
シャツが好きでシャツに合わせたくて、ベストを作った部分もありますので現時点では世界一シャツの似合うアルファダイレクトベストだと自称してます。ネックの開き具合にこだわっているからこそ、シャツが合わせられるし、スーツのインナーとしても合わせられ、ネクタイとも相性抜群な唯一のアルファベストになっているのです。
もちろん今回合わせているシャツは全て山荘飯島オリジナルオーダーメイドシャツになります。山でも着られる素材を使用し、アルファダイレクトのベスト重ねてます。この組み合わせは登山
ブランドも否定できない山にも行ける真面目な機能ウェアになります。
★レディース★
本当はレディース着画を見せると一瞬で伝わりそうなのですが・・・
先ほどの画像を参考に。これ参考になるかな・・・??
メンズとは反対に肩はドロップして四角いバランスで着た方がレディースぽくなると思います。
なので女性がこのアルファベストを着用した場合、メンズにとってのちょうどな肩幅がレディースにとっては少しドロップした肩幅になり、適度な緩いバランスとなって着られるのです。でも首が緩すぎないのでそこまで大きい雰囲気にならずなバランスに。ここでも首の大きさが肝心になり、プルオーバー仕様の恩恵を受けられます。顔に干渉せず着脱できることは女性にとっても嬉しいポイントとも思います。
私の着画で申し訳ないのですが・・・
丈は短めに作っているので女性がサイズアップしても違和感なく着られるのと、後ろ着丈長めのシャツと合わせてあえて長短の合わせがいいバランスになります。
160cm前半くらいまでの方なら、例えばONC MERINOのサイズ3を着ているならサイズ1でもゆとりを持って着られると思いますが、より緩くワイドな雰囲気が好きならさらに肩がドロップするサイズ2でも良いバランスになります。
もしくはこんな感じでインナーに厚手のスウェットやセーターを重ねたい場合も大きめなサイズをチョイスしても大丈夫。
ちなみにこれはサイズ3を着てます。画像だと分からないかも・・・けっこう緩め。でも丈が短めなのでサイズアップしても変にはなりません。
手を広げるとより緩さが分かるはず。
重複した説明にはなりますが、脇の作りのおかげで、大きく見え過ぎないので女性にとってもおすすめしやすいサイズ感になっているというわけですね。
個人的には今時期ならば春のワンピースやロングシャツに合わせて欲しいアルファベストです。
まだまだ寒さ残るけど春服着たいタイミングに中途半端な暖かさがちょうどよくなります。
画像はセミオーダーで作れるオリジナルのロングシャツですが、どちらかと言えばコートのように羽織れるので、インナーにベストの方が良いかも。同じように防風系のシャツと合わせるならばベストはインナー使いがアクティブ用途ではおすすめですが、ファッション的に着るならインでもアウターどちらでもOK。
レディースに関してはもっと色々と伝えたいのですが、画像が無いと伝わらなそうなのでここまでにしてしまいますね。店にお越しの方は試しに着てみて欲しいです。
以上
「脇」、「肩」、「首」でオリジナルブランド山のアルファベストについて語ってみました。
3サイズ展開ですが、山なんて意識していないこの3点のこだわりとサイズ感、プルオーバー仕様などが絶妙なバランスによって様々な着こなしに対応ができるアルファダイレクトベストになっているのです。
着こなしの幅広さは世界のアルファダイレクト製品を見てもかなり優秀では無いででしょうか?
サイズ1着用
ここから下は全てサイズ2着用
もちろん登山にも通年役立ちます。今の時期なら行動着に。昨今の夏の高山なら気温が高めな時も多いので休憩時のインサレーションとして十分な機能を発揮します。その時の気温や気分でレイヤリングを楽しみましょう。
そしてみんな大好きONC MERINOとは相性抜群なことは今更言うまでもありません。
171cm 60kg ONC MERINOはサイズ4 ベストはサイズ2を着用
ネックが詰まってると言ってもこんな感じなので、決して苦しくないのでご安心を。
8月の涸沢ヒュッテ小屋泊でもONC MERINOとアルファベストはちょうど良い寝巻きに。
これは10月中旬 比較的暖かな蝶ヶ岳 行動着としてちょうど良し。
たくさん色があるONC MERINOなのでお好みで合わせてみてください。
アルファベストのサンプルができた頃に出会ったONC MERINOは偶然にも相性抜群なセットになりました。初めてPOP UPをした頃を思い出すと福岡の方まで知ってくれていて足を運んで頂けたのは大変嬉しいことでした。
2023年から工場のみ変わり仕様は変えてないアルファダイレクトベストですが、こんな感じで実は先を見据えて考えて作っていたと言うわけです。
そしてようやくのようやく最後になりますが
2025年において1番重要なポイントは日本製で¥14,850(税込)という登山文脈を意識した価格にしていることでしょう。言ってしまえば「山と道」みたいな寄り添った価格。ナイスな価格設定だったと2023年の自分を褒めたいです。なぜこの価格ができるかは気合いと根性で、自ら労力をかけて企画から生産までしている個店だからだけなのですが。
maastikしかり、登山文脈の影響を受けていそうなブランドがさまざまな文脈から今後も出てくると思います。
大小問わず、MYOG的な人たちも含めて機能素材を使った製品作りはもはやトレンドとも言えます。
なので今みたいに登山文脈に一歩足を踏み入れたら誰でもスターになれそうな時代はひと段落つくだろうし、価格面も真剣に考えないと淘汰されてしまう時代になってくるはず。2021年デビューの山荘飯島はギリギリのタイミングでしたね。
そんな時代の流れを考えた時、この「山」アルファベストは、
ファッション文脈からデザインで優秀なアルファダイレクト製品が台頭してきたら、価格面で負けないはず。
登山文脈から新たな発想でアルファダイレクト製品が出てきても、縫製やデザイン、着こなしの幅をミックスしたら負けないはず。素材の機能面は同じですからね。
価格面だけ見ても買って損は無さそうなベストになってますので、様々な人に手に取ってもらえたら嬉しいです。
ベストの紹介だけで終わってしまいますが、もちろんマフラーも購入して損は無いアルファダイレクト製品の一つです。
長崎の居酒屋でゴキゲンな状態ですが、顔に巻いたらバラクラバ代わりにもなるし、息が抜けるのでメガネも曇らず。山小屋やテントで寝る時も役立ちますし、優秀すぎて作った本人もびっくりしたのがこのマフラー。
ウールよりも長く使えると思うので寒くなりそうなお花見の時期に肩掛け膝掛けでも使ってください。汚れても気軽に洗えますので。ネットに入れるのは忘れずに。
こっちもベストと同じ工場での縫製に変わってますが値段は2023年から据え置きで登山文脈に寄り添った¥7,040(税込)で販売しております。
ここまで読んだ方に朗報です。
マフラーとベストともに本日2/22(土)20:00〜オンラインストアで販売しますので以下リンクよりどうぞ。
https://sanso-iijima.stores.jp
ベストは初めてのオンライン販売。
遠方の方はいつも申し訳ございませんが、この機会にご検討頂けましたら幸いです。毎度販売が遅いのはこんなブログでちゃんと紹介したいからです。写真撮影からブログ掲載まで数日かける意味があるかは自分でも分かりませんが数年後に響きそうな気がしてます。深夜帯に数日かけて書いてるおかげで読み直すと恥ずかしいことがあるので、たまに消したり訂正したりもしているブログです。
*発送は2/25以降の対応となりますが、お待たせする可能性がありますので大変申し訳ございませんが気長にお待ちいただけますと幸いです。
2025年はさらなる素材の進化がありそうな気もします。既に海外メーカーはアルファダイレクトから別の素材へ移る動きもありますので、山荘飯島はそこに便乗しながら山とファッションを研究しながらなんらかの次なる仕掛けをしたい2025年です。
なので年々営業日が少なくなっているのですが、最近とても活発に動き回っている証拠でして、ご迷惑をおかけし申し訳ございませんが何卒ご了承くださいませ。