遅くなりましたが新年はじめてのブログです。2022年もどうぞよろしくお願いいたします。
インスタグラムにも投稿させて頂きましたが、山荘飯島のロゴは一部、寅をイメージしてデザインしてもらっています。私は寅年で飯島の由来でもある祖母も寅年だったので、今年は色んな意味で勝負の年になりそうです。
バナナマンのラジオでラッキーカラーはイエローと言っていて、風水とかに全く興味の無い父からも今年は36年に一度の「五黄の寅」という最強の年だという連絡がきたので、色々な追い風を勝手に感じている今日この頃です。前向きに考えてないとやってらんないぜということでもあります。
そして偶然が必然か、今回ちょうど紹介しようとしていたバックパックがイエローでしたので、今年のラッキーカラーだよということも追加してこの分かりやすく頑丈な商品を紹介していきます。
CRUX AK37-X
イギリスのアウトドアブランドCRUXの商品は山荘飯島ではダウンジャケットを取り扱ってます。ちなみにこのダウンも他と比較すると分かりやすいですが、めちゃくちゃ品質の良いダウンを使っているのでかなり優秀な商品です。よかったらこちらも見てください。
このCRUXを語る上で欠かせないのがバックパックです。
わずか4型のバックパックと1型のテントからスタートしたブランドなのでいわば看板と言える商品なわけです。
以下は代理店のホームページより引用させて頂きましたブランドのフィロソフィーです。ものづくりに対する真面目な姿勢があらわれてますので、まずはぜひ読んでみてください。
1、クライミングと登山における経験と知識からモノづくりをおこなう。
2、機能的で頑丈、しかも軽量なギアを開発することでクライマーをサポートする。
3、ギアは丈夫で長く使える様に開発する。さらに、交換部品を用意し修理対応をする。
4、素晴らしいギアは、実践のフィードバックから学ぶことで生まれる。どんな声にも耳を傾けながら経験の総合値をギアに結実させる。
5、“確かな”モノを初めから開発する。よって、アップデートは少しずつ徐々に行うのみ。けっして次のシーズンに別モノを売るようなことはしない。
6、物事に忠実で、大げさなことはしない
無理に新製品をつくることをせず、修理して長く使えるような商品を提供することを目指している。ということも付け加えておきます。裏を返せばそれだけ完成された商品を提供している自信があるわけですよね。
さらにホームページを引用させて頂くと、
年に2回の展示会での商品説明以外は、商品に付けるタグ以外の店頭用POPやカタログを作りません。段ボールはリサイクルし、店頭に頻繁に通う事もしません。無理に毎年新製品を作ることをしない、など様々な環境負荷を減らす努力をしています。
とのことですので、より真面目で堅実さを感じるメーカーと分かるはず。長く使えること=環境負荷を減らすということにもつながるというわけですね。
ブランドに関して少し理解を深めて頂いたところで、それでは商品紹介をしていきましょう。
〇素材 ケブラー+コーデュラ
タイトル通り、見た目にも分かりやすく頑丈な素材 ケブラーをメインに使用しています。
ケブラーは建材にも使われるくらいの強度を持った素材です。防弾チョッキに採用されている素材ですが、調べてみると近年は火山噴石の被害から人を守る技術・材料として「屋根補強用ケブラー®織物」が注目されているみたいで、分かりやすく頑丈な素材ということを納得して頂けると思います。
個人的な見解にはなりますが、このおかげでギア感全開で他とは一線を画すバックパックのオーラを感じられるわけです。持っていたら只者じゃないと思わせるでしょう。
もちろんそのオーラだけじゃなく、この頑丈さで岩や氷も気にせず、どんどんせめられるというわけです。アイゼンやアックス、スキーのエッジにも耐えられる強度を誇るので冬季登山にも最適です。
中型ザックの活用頻度が多い方なら、この頑丈さはかなりの利便性を感じて頂けると思います。
低山、高山問わずどんな山行でも岩場でバックパックを擦ることも多いので、この耐久性は非常に安心感があります。
〇完全防水
ウェルディング加工といわれる圧着で生地を接いでいるので、完全防水を実現しています。
イギリス本国ではバックカントリーなどの冬季用として主に採用されていますが、その完全防水性から沢登用にもおすすめです。川にそのまま入っても水が浸入しないというわけです。水に浮かすことも可能です。
縫い目の無い1気室の単純構造
圧着ではありますが、ポイントで2重の生地がついていたりとその安心感には定評があります。語るよりも実物を見てもらえば間違いなく納得して頂けるつくりをしています。
本格的な用途のバックパックだと思う方もいらっしゃると思いますが、単純にレインカバーいらずで中身が雨に濡れないということで、どの山行にも非常に利点を感じて頂けると思います。先日のブログで防水性のあるパッキングを推奨していましたが、極端な話このバックパックなら防水パッキングが必要なくなるということですね。
撥水や耐水素材を使用したバックは多いですが、正直それだけでは長時間降り注ぐ雨には不十分です。
完全防水とうたっていることの安心感はとても重要です。防水と完全防水も別物なのでご注意ください。
地味に便利なのが、旅行や日常でレインカバーを持っていないとき。屋外の音楽イベントなどにも最適でしょう。
山へ行く場合はある意味で雨を覚悟した準備をしていくので、非常時や遊びの際にこういった完全防水バックがあるとその有用性をより感じて頂けるはず。
山行中のレインカバーの取り付け、取り外しはけっこうめんどくさいのでそういった細かい作業も必要なくなるのは良いですよね。
〇いい意味で薄いウエストベルト
このバックは37+5リットルなので、私の場合は日帰り~小屋泊を想定しています。そしてさらに日常使いまでもギリギリできる大きさと思います。自転車旅行、音楽イベント、ソロキャンプなどにもいいでしょう。
そんな時にウエストベルトがデカいと邪魔だと思ってしまうのですよね。60リットル以上のリュックであればそれなりの重さがあるので、しっかりとしたウエストベルトは必要だと思いますが、この容量であれば問題ないと個人的には思います。
でももちろんしっかりと腰で支えてくれるだけの機能性もありますのでご安心を。言い換えるなら薄く軽量なウエストベルトなのに機能的であるといえます。実際のフィールドから体験したことをフィードバックしているブランドだからこそ、このウエストベルトで十二分対応できると思って頂いて問題ありません。
そして一見すると分からないのですが、バックルのオス側をアルミにしているなど過酷な環境を想定した頑丈さも兼ね備えてる点も忘れずに。
〇背面フレーム入りなのに、軽い。
実はこのバックパックは頑丈な機能性と裏腹に軽いと言われるジャンルに入ります。
重さは約1kgちょうど、背負ってもらうとその軽さが分かります。ウルトラライトかと言われるとそこまでではないのですが、きちんと背面にフレームも入っていて、完全防水で頑丈な素材を使用しているというのは他に無いバックパックだと思います。
背面も適度にクッション性があり、背中に沿って湾曲しているので背負い心地も良いです。
〇容量37リットル+5リットル
山荘飯島ではあえてこの雨蓋が稼働するAK37-Xを仕入れています。
表記以上の大きさがあり、40リットル以上は入ります。そして稼働性の雨蓋があることで、そこにマットやヘルメットなどもはさめるので場合によってはテント泊までできる人も多いはず。日帰りをメインとしつつもせっかくならこのバックパックの機能性を生かし、様々な用途に活用したいと思いこの容量のこの形を選びました。
スノーハイク、バックカントリー、沢登りなどなど、登山だけでなく、色々な遊びへ行く場面にも使える絶妙な大きさであると思います。
〇見た目
この本格的なギア感のあるバックパックは結局カッコいいんですよね。
ここは山荘飯島らしい視点としておきます。かなり個人的な意見ですが、特にロゴのプリント具合が最高だと思います。
ブランドロゴは重要な要素でそれだけで悲しくなる時があります。その点、このCRUXロゴはシンブルながら絶妙な存在感、ボディ前面に透明な反射プリントでAK37-Xと印字されているのですが、これもカッコいいです。何なのでしょうかね?このロゴのちょうど良さは、このバックパックにおいて一番と言っていいくらい気に入ってるポイントです。
雨蓋付きを選んだのも機能性は置いておいて、実は見た目から入ったという部分も本当はありまして・・・
共感してくれる人がいたらうれしいところではあります。
今年のラッキカラーなイエローの他にレッド、ブラックがあります。どの色も良いので好みで選んでください。
今のご時世はなかなか難しいですが、イメージとしてはフジロックみたいな野外イベントにこのバックパックで行くのが良いでしょう。ファッションで目立つなら力を抜きつつも「私、本格的にやってますよ」という、ギア感をどこかに差し込むべき。むしろ本格的にやってなくていいんです。特に女性が背負っていたら持っているだけでちょっと一目置かれます。ただ、山荘飯島が勝手に言ってることなので気づかれないケースも大いにある点はご了承くださいね。
ちなみに私はフジロックなど音楽フェスはほぼ行ったことがありません。なので本当にイメージだけでの提案。青春が欠落してるくらい音楽には疎いですが、音楽を聴く場に出向く服装に関しては、騙されたと思って山荘飯島に相談してみてください。
登山に興味の無い人もギア感全開なこのバックパックの良さを感じてくれるはず。逆にファッションだと思います。
話を戻して、まとめますと他と一線を画す、頑丈で軽量なカッコいいバックパックとして選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
オーバースペックだと思われがちですが、見た目の通りに頑丈である為、ブランドのフィロソフィーの通り長く使えるということなので、どの山行にもメインでガシガシ使っていくことにこそ、このバックパックの真価は発揮すると思われます。電車で行く低山でも、遊びや旅行でも、この容量と軽量さ、機能性がおすすめ。
正直、値段だけを見てしまうとなかなか躊躇してしまうでしょう。仕入れておいてなんですが、たくさん売れるとは思っていません、、なので少量の仕入れです。でもその値段に見合った価値がある商品だと、説明を聞き、その素材感やつくりを見てもらえれば納得して頂けるはずです。長く愛用できるバックパックになることは間違いないです。
ブログに長々と書いて最後に言うのは申し訳ないのですが、この商品は百聞は一見に如かずと言えるような商品です。実物の迫力は言い表せません。
なのでぜひ、店頭まで足を運んでみてください!
CRUX AK37-X ¥48,400(税込み)
山荘飯島では3色展開しています。
オンラインストアはこちら
https://sanso-iijima.stores.jp/items/6211f7cae8592652ad94d018
通販対応可能
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