「PUROMONTE」✖️「山」トーキョーシティレインジャケット

ついに!!実現したこのジャケットについてようやく詳細を紹介していきます。

毎度のことですが、もちろんすぐには紹介にいかない山荘飯島ブログです。
キルトスカート同様に今回の商品も怨念たっぷりに紹介していかなければ成仏できません。
まずは山荘飯島とPUROMONTEの関係性を知らないなんて人は以下ブログをぜひご覧ください。

2022年当時のブログなので色々と書いてます。ある意味ではこの頃の方が店としても楽しかった時代なのかもしれません。

「日本製ゴアテックスジャケットの正体」

「二夜連続「プロモンテ」~アイビーでトラッドなご提案~」

「POPEYEに掲載されたので、ロンバケの秘密を明かします。」

まさかの3日間連続プロモンテ関連のブログを書きました。当時どれだけ真面目だったのか、いやどれだけ暇だったのか・・・

開店する時に必ず扱いたいと思っていたブランドの一つが「プロモンテ」でした。登山をはじめてから初めて購入したレインパンツがプロモンテのゴアテックスレインパンツだったり、その謎の魅力に魅了されてこれは世間に響くに違いないと思って紹介していたわけです。
しかも当時は店に足を運んでもらうために、開店してから半年くらいこのプロモンテのブランド名はひた隠しにしながらインスタグラムに掲載しておりまして、満を持して紹介したのがこの3つのブログです。

世間に知れ渡ったら真似されてしまう、流行っちゃうよと思ってそんな思いもありながら、独自の目線で幅のある登山用品店という言葉に責任をもって扱っていたプロモンテですが、その独自すぎる目線に世間の皆様はなかなか厳しかったのも事実。流行るなんてのは全くの杞憂に過ぎませんでした・・・

焚き火台は廃番になってしまったので今だから言いますが、ロンバケな焚き火台は残念なくらいに売れなかった。おもしろがってくれてもみなさん購入まではしてくれません。でも店には置いておかなければいけないものとして置いてました。売れているものだけ置いておくと店としては本当につまらなくなってしまうので、売れないものを置く余白というものをこの頃に学んだ気もします。

そして肝心な日本製ゴアテックスジャケットことプロモンテのシェルはというと売れなかったわけではないけれど、爆発的に売れるわけでも無い山荘飯島に向き合ってくれた方に響くそんな商品でした。でもその頃に購入してくださったお客さんは、今回の別注をついにやりましたね!!という反応で喜んでくださるのも大変嬉しくてやり続けて良かったなと思ってます。

ちなみにはじめてPOPEYEに掲載された時の一張羅はもちろんプロモンテ

初掲載されることで舞い上がりながらプロモンテのシェル明日から売れちゃいますよなんてメーカーの営業担当さんに話をしていたのですが、びっくりするくらいなさざ波しか起こせなかった2022年だったのです。
うっかり追加オーダーとかしちゃったりして残る在庫に四苦八苦。

世間はそんなに甘くないし、そんなに他人に関心がないことをここらへんで学びます。
喜んでくれてくれたのは親、兄弟くらいなものでした。こんな感じでプロモンテとの思い出はまだまだ続きます。初めて雑誌に出られたきっかけはプロモンテのおかげと言っても過言ではないくらいなので。

世間の目が変わったのはここらへん

ポパイ 2023年4月号

表紙をよく見たらクローゼットの右端に私物の赤と黄色のプロモンテが飾られてます。感動ですよ。

その号の中に大きなきっかけとなる写真が掲載されました。

1ページまるまるプロモンテがファッションとしてスタイリングされました。
ちなみに合わせてるのはシュプリームのパンツ。これいまだに欲しくて探してます。

ここから問い合わせなども増えてきて、求める人が多くなったプロモンテのゴアテックスシェル。

プロのスタイリングてのは本当にすごいですよね。
単純なビジュアルのカッコ良さの重要性を目の当たりにしたり、プロモンテがついにファッションに昇華されたという感慨深さがあったなかなか思い出深い1ページになってます。自分が手がけたページでもブランドでも無いのですが自分のことのように嬉しかったです。

そして、そんな感慨深さと同時に私は思いました。

もう遅いよ!!

なぜならこの時すでに廃番確定。メーカー在庫も残りわずかとなっていたのです。
メーカー在庫を全て買取させて頂いて、(と言ってもものすごく少量)この思い出のシェルの最後の花火を打ち上げさせてもらいました。

2021年から必死過ぎてうるさがられたくらいに店頭で紹介して、なんとか形になったころには無くなってしまったジャケットであり、売るためには認知が必要なこと、店として信用を得るには一歩一歩時間がかかることを学ばせてもらったジャケットなのです。当時の苦労があるからこそ、今回は店としてどんな成長を見せられるか、大袈裟ですが4年間の集大成がかかっているプロモンテになってます。

ちなみにプロモンテはご存知の方も多いかも知れませんが、老舗の登山メーカーです。最近だと親御さんが持っていたなんて話も聞きますよね。
(過去のブログに記載してますの詳細な紹介は省きます。)
テントは私も使用していますが、実績十分、アフターフォローもちゃんとしているので一度調べてみることも推奨します。R値非公表のマットなども隠れた名品で実はとても良いメーカーなのです。実はというのは失礼ですね・・・でも世間的にはクラシックすぎるブランドと思われているかもしれません。

店をはじめる前にどうしても取り扱いたかったブランドだったので、店が具体的にできる前に連絡をしたところ取り扱いを快諾してくださったことで関係が始まったのですが、個人相手に対応してくださるというだけで大変ありがたいことでした。そんな恩あるブランドなのですが、メインとなるテントやギア関係は売る力が無く、なかなか取り扱えずで売り上げとして貢献はあまりできずに申し訳ない気持ちだったりしておりました。

でもそんな関係性でも担当者の方は何かと気にかけてくださり、わざわざ店に立ち寄っては色々と話をしてくださり、業界のことなど色々と教えて頂いたりしてました。その時に伺った商品生産背景がとてもすごくて、かなり面白かったのでいつかなにか一緒に作りたいなと思っていたのです。

あくまで日本の登山ブランドという立ち位置にプライドを持っている部分やファッション的では無いからこそ、非常にファッション的に山荘飯島としては魅力を感じてプロモンテだったのです。だからこそ当時3夜連続ブログを書いてしまったわけです。

そして夢のような話から、ついに実現できたのが今回のトーキョーシティレインジャケットとなります。

プロモンテの業界の立ち位置や世間的な評価を勝手に悔しく思っていたので、プロモンテの素晴らしい生産背景を世の中に見せつけてやりますという意気込みでこのレインジャケットを紹介していきたいと思います。

「PUROMONTE」 ×「山」TOKYO CITY RAINJACKET

フォト @yk_nsn(https://www.instagram.com/yk_nsn

老舗登山ブランドの力を借りて、東京の登山用品店が今までに無いレインジャケットを作りました。

今までに無いレインジャケットな理由

その①素材

プロモンテオリジナル 3レイヤー防水素材を使用  
耐水圧20,000mm
透湿性37,000g/㎡

ストレッチ性もあるしなやかな防水素材となります。信頼の海外生産で綺麗にシーム処理をされてます。
表面を50Dポリエステルを使用。

プロモンテはあくまで日本の山岳ブランドであるため、極度の薄さや軽さは狙わず、縦走の際の重い荷物を背負った状態や多少の岩の擦れなどにも耐えられる生地を作ってます。長時間の大雨での防水性を確保でき、シーンや場所を選ばずに着用できる4シーズン対応の素材です。(雪山での使用は問題ありませんがアイスクライミングなどより強度の高いスノーアクティビティには不向きです。)透湿性が高く通気性もあるので夏の山行も、もちろん大丈夫です。逆に冬はちょっとスースーするかもしれない、そんな素材です。

この圧倒的透湿性があるおかげ脇のベンチレーションない仕様にできています。

防水メンブレンを挟んで裏地はトリコット素材を使用しているので、汗抜けや肌触りも非常に良いです。
日本は多湿の国なので、とりわけ汗が抜ける通り道ができ、肌に触れる面積が少なくなる裏地トリコットの3レイヤー構造は適していると言われています。

湿気問題は非常に重要と思います。例えば湿気の少ないヨーロッパやアメリカのブランドは2レイヤーのものや、コットン素材を使用した防水ジャケットを作っていたりしますが日本ではなかなか難しく、ひっそりと無くなっているのを目にすることもありました。

特に厳密に比較した訳ではないので偏見的な考えですが、単純な機能性だけでなく、日本と似ている気候の国のアウトドアブランドかどうかというのは日本の山で使う上で重要だと私は思ってます。特に湿気。日本特有の湿気というは体験しないと分からないものがあると思うので、そういった意味でも日本の湿度を知る日本のアウトドアブランドというのは一番日本の山岳地帯に適した商品を作っていると思うわけです。

日本の老舗ブランドが作った透湿性の高い素材というのはまさに日本の山岳気候に適しているのは無いでしょうか?
もちろんウルトラライトな流れは今や世界のアウトドアブランドの流行であって意識しない訳がないので、技術は進歩してまして3レイヤーにしてはストレッチ性もあり、しなやかなで軽い生地になってます。

進歩した技術の中で進歩してない旧式の「C6撥水」を使用していることもこの閉鎖的なブログでは書いておきます。撥水剤は防水性を保つための重要な要素で防水生地にとっては撥水性が命とも言える部分なのです。

アウトドアブランドは当然ですが環境に優しいものを作る義務があり、ワールドワイドなブランドは特にその基準が厳しくなっています。例えばリサイクルナイロンなどエコといわれる素材の使用が必須になっていて、多くのブランドがその対応をしています。

その流れで先ほどの撥水剤に関しても環境に配慮したフッ素フリーの撥水剤【C0撥水】というのが世界基準となりました。日本ではまだ使用が認められているものの、海外は規制が厳しくなり【C6撥水】は使用できなくなっているため多くのアウトドアブランドが【C0撥水】で商品を作っています。

しかし従来の撥水剤の方が撥水性が高く、昨今の防水素材は撥水性が落ちてしまっているということが言われているのです。透湿防水素材においてを防水性を保つための重要なファクターが撥水性だったので世界基準で防水生地を作っているメーカーが防水性をたもつために対応に追われているなんてことも・・・

あまり大きな声で言えないのですが、そういった撥水性という意味でも世界的なアウトドアブランドよりも優れていると言えるのです。そんな部分も含めて、今しかできないスペシャルな素材を使ってます。

今までに無いレインジャケットな理由

その②デザイン

イタリア生まれの横浜で発見 山荘飯島オリジナルデザイン 

他には無いデザインに仕上がりました。

オリジナルデザインには毎度元ネタはあります。今回は昔のイタリア製のスキーウェアを参考にしました。

今回はこのデザインが一番苦労したところかも。パタゴニアとかミリタリーのものを参考にするのは世間の一流の人が既にやっているわけで、デザイナーでは無い私が誰もが知るビンテージの何かを参考にするなんてやったとて中途半端なものができてしまう訳です。クラシックすぎても2025年の今は微妙だし、ちょうど良いものは何かと模索する日々でした。当初日本製のゴアテックスジャケットと同じ形のものをこの生地を使って復刻させようともしたのですが、ゴアテックスの廉価版みたいな感じにもなりそうでなかなか難しさがあり、どうせなら思いきってファッションに振りきったものを作ろうと切り替えることにしたのです。

とはいえそんな簡単に良いデザイン案を出来上がらず、悩みに悩んでついに最終デザインの打ち合わせが差し迫る中で、メガネを購入するついでにふらっと寄った横浜の古着屋で見つけたのがこれです。

並行してサンダルブランド「AM」や色々な別注など抱えていたので、ここ1年くらいは定休日の日ほど頭がパンクしそうな日々になってる最近の山荘飯島です。たぶん来年くらいにアイディア枯れてしまいます。

そんな悩みに悩んで私にとっては世紀の大発見とも言えるこのスノーウェアを参考として、チームプロモンテで作り上げたがのこのジャケットなのです。

まず特筆すべき点はこの肩の仕様と思います。

二の腕らへんまで続く肩の切替なのですが、これがラグランスリーブのように肩に沿って綺麗なラインを出してくれます。生地のしなやかさと相まって肩の形、体型を問わずにフィットするのです。ぜひここは確認してほしいポイント。

身幅は緩めに取っているのですが、このおかげで大きすぎない雰囲気となり今っぽいバランスで着こなせるのです。

ついでに肩線切替えの話から、切り替えのラインを利用したこの左胸のポケットがこれまた優秀。
単純に左右非対称でかっこいいデザインと思ったのですが、実際に着てみると使いやすいことにびっくりしました。右手が入れやすい角度になっているのです。ぜひこれ試してみてください。

ちなみに右胸ポケットはフラップ付き。これは左手でフラップ開けて右手が入れやすい角度になってます。

勝手な想像ですが、当時は右利きのことしか考えてないで作ったのかななんて思ったり。現代的な発想では思い浮かばない時代背景を感じる作りになってます。

ます。そして、プロモンテのシェルは昔ながらのフード収納式が良かったので今回もフード収納式に。ちょっとアップデートしてます。

ボディとは異なり、ちゃんと現代的な細かい切り替えの入った大きめなフードが出てきます。

前と後ろにストッパー付きのドローコードがあるので、雨風をちゃんと防げる仕組みになってます。

これですね。

生地がしなやかなおかげでフードがとても収納しやすく、シワにもなりづらいので出してすぐのシワシワ感なく使えるのもかなり良い感じです。偶然ですが生地との相性の良さを感じる仕様なのです。

襟の適度なボリューム感が非常に良く、個人的な狙いではフードをたたんで着ることをメインで考えた作りにしています。

この写真だと少し分かりやすいかもなので、言及すると縫製がとても綺麗です。これは日本の大ベテランがちゃんと品質を管理している海外工場だからこそ。レインウェア関連は設備に頼ることが多いので、裏側のシーム処理含めてやっぱり海外工場の力を感じる綺麗な縫製になってます。

話をネックの部分に戻します。

正直に言及しておくと、襟の高さを少しだけ低くしたり、少し緩めのネックにしているので多少の風は入ってきてしまいます。ここは機能性よりもファッション的な見た目重視の作りにしました。首まわりの大きさを決める時は特に時間をかけてオーダーメイドシャツを作る店だからこそ、ネックで全てが決まると思う部分もあるのでここは山荘飯島らしいこだわりポイントです。。なので荒れ狂う天候では現代的な作りのシェルの方が優秀でしょう。

また止水ファスナーは使っていないクラシックな仕様ですが、

その分、前立てやポケットのフラップなどは大きめの作りにしています。止水ファスナーの方が優秀でしょうが、ちゃんと雨風防げる仕様になってます。

ファスナーが見えないプレーンな見た目にもしたかったので機能性と天秤にかけて止水ファスナーを使うか迷ったのですがファッションに振り切りました。その恩恵として柔らかいファスナーになったので、たたんで収納するときは便利です。そして止水ファスナーを使ってない分コストが下がるのでちゃんと正直に商品金額に反映させているのがプロモンテと山荘飯島ですよ。

そんなファスナーはフロント部分はダブルファスナーです。

ブルゾン的なカッコいいバランスが欲しかったのでここは逆開ダブルファスナーを優先。自転車に乗る人に評判が良いダブルファスナーです。風が強い時などは下側から開ければフロントがバタつくことなく風が抜けるので、山でもとっても機能的です。

ちなみにマジックテープも使ってます。登山文脈でこれを嫌がる人多いと思います、知ってます。でもこのおかげで開け閉め簡単で身体への当たる感じも減り、コンパクトにたたみやすくなっています。ここら辺は私個人の頑固なポイントです。

頑固ポイントをもう一つ挙げると、このファスナーの顎への当たりをガードする部分。
これ現代では考えらないくらい、大きく適当な形をしています。これは参考としたサンプルからのデザインなのですが・・・このおかげでファスナーを上げる際にちょっとだけ引っかかります。ファスナーが生地を噛むわけではなく、そこまで不便では無いのですが引っかかります。

作った時に気にはなったのですが、ファスナーを少し開けて着る際にこれがデザイン的なポイントとなり、これの有無で印象がだいぶ変わってしまったのでそのまま残すことにしました。言葉じゃ表せないすごく印象的な部分だったのですよね。

たまにブログで言及してますが、無駄こそファッション的な魅力を感じる部分なのです。一時期のUL系ブランドの商品がどこもかしこも同じようになっているのは無駄を削いでいるからだと思ったので無駄を残したい山荘飯島の「山」になってます。だからこそのトーキョーシティレインジャケットというわけです。ポケットなどなど手間をかけて作ってもらってます。

ちなみに無駄を削ぐ=原価安いということもあるので、無駄を削いだ分商品金額を安くしていない流行りのアウトドア製品などはそろそろ淘汰されちゃうと思います。少し先を見るとこのくらいの価格でこだわりのレインウェアを作っておくのも重要になってくるはず。

こういったブログを書いていて思うことは世の中のデザイナーさんはとてもクールでカッコいいなということ。自分のデザインとかって深く語りたいポイントだと思うけれど、カッコよく品のあるブランドほどほぼ語って無いですよね。語らずして伝えるというか、、このわちゃわちゃうるさい感じが山荘飯島らしいのかもしれませんが、ここまで書いていて恥ずかしくなってきた深夜1時です。

夜の深い時間になってきたことですしデザインに関してはこのくらいにしときましてサイズ感に言及します。

今までに無いレインジャケットな理由

その③サイズ感

サイズ展開は 0.1.2.3 の4サイズ展開

サイズ0 身幅61cm 着丈63cm 裄丈81cm

サイズ1 身幅61cm 着丈67cm 裄丈85cm

サイズ2 身幅63cm 着丈70cm 裄丈88cm

サイズ3 身幅65cm 着丈73cm 裄丈91cm
*肩線ないため、肩幅測定不可

サイズ0はレディースのフリーサイズ想定です。
150cm前半未満の女性だと裄丈少し長めかもしれませんので、お手持ちのジャケットなどと比較してみてください。
今っぽいショート丈好きな170cm未満の男性ならサイズ0もかなりカッコよく着用できると思います。ただ裄丈は注意です。

171cm 60kg 基本はサイズ2
*ショート丈感出したい場合サイズ1を着用してます。

★店頭で購入された方の大まかな想定サイズ★あくまで想定です。緩く着たい人はワンサイズあげるの推奨です。
155-170未満の女性 サイズ0(フリーサイズ)
*155cm未満の方は裄丈を確認してみてください。着丈的には問題なくちょうど良いバランスになるかと思います。
*160cm後半の方はサイズ1も検討してみてください。着丈で選びましょう。
170未満 サイズ1
170-175未満 サイズ2
175以上 サイズ3

身幅は緩めで着丈が少し短い仕上がりになってます。レインジャケットでは珍しいサイズ感になります。こんなバランスのものが欲しかったという方もけっこういるはず。特に女性用はなかなか無いと思いますよ。
ショート丈はウエストポーチなども付けやすく、風抜けもするので日常的にはかなり使いやすいバランスと思います。もちろん山岳地域でもちゃんと活躍する短すぎない着丈です。

身幅緩め、短めの着丈、肩に沿う作りなのでサイズダウンアップしてもバランスが良く、好みのスタイルでサイズを選べる幅のある着こなしができるレインジャケットになってます。

山なら4シーズン。日常なら年間使えるおしゃれなブルゾンとして。もちろんこれからハイシーズンを迎える野外イベントにも最適です。

171cm 60kg

サイズ1着用

サイズ2着用


両裾にストッパー付きドローコードがあるので、さらに着丈短い雰囲気で着るなど調整はできます。

袖に調整フラップ付きなので、裄丈のバランス感も調整可能です。

このサイズ感も悩みに悩んだのでぜひぜひ試して欲しいです。

ゆったりなサイズ感ですが、付属の収納袋にコンパクトに収納できます。

生地が柔らかく、素材に通気性があるので簡単にたたむことができますよ。

今までに無いレインジャケットな理由

その④金額

¥29,700(税込)

この「金額」が今までに無い理由と言える一番の要因です。
これぞ「PUROMONTE」×「山」らしい部分でしょう。

まずはプロモンテのおかげということが大半を占めてます。
特殊な会社の仕組みによって、この規模のメーカーでは考えられないくらい大量生産を可能にしてコストを抑えています。2万円未満のゴアテックスジャケットを販売していたくらいですからとっても特殊な仕組みです。

さらに今回オリジナル素材もかなりのロットで生産することで、生地の価格を抑えることも実現しています。

一般的なメーカーが作るならばおそらく倍くらいなコストになってもおかしくないくらいな製品なのです。

さらに広告費用などのコストをかけているわけでは無いので、本当に正直な価格で販売しちゃうのがプロモンテなのです。

そこの生産ラインに便乗させてもらったのが山荘飯島です。といっても1個人店じゃ考えられないくらいな数量を今回作りました。なのでこれだけ一生懸命PR用の画を作り、ブログを書いているのですが。それによって通常の別注の形では考えられない販売価格を実現することができました。

また別注になると、突然価格が上がるようなブランドに疑問を持っていた素人時代がありましたのでなるべくインラインと同じ価格で販売したかったという気持ちもありました。(今でこそ高くなる理由もわかります。)

さらにレインジャケットなんてのは消耗品であることも登山経験者として思っていました。
私も形から入るタイプなので登山をはじめた最初こそ高額なレインジャケットを買ったりしていたのですが、登山を真面目に続けていると、ある時登山用品なんて消耗品じゃんてことに気づきます。とりわけレインジャケットなんてのは劣化します。例えばザックで擦れる肩や背中は防水メンブレンが劣化しやすいのです。そんな経験からレインは価格を抑えたものを販売したいと考えていました。

山荘飯島は登山用品店であるという思いがあるので、オリジナル商品は世の中の基準とか無視して正直な価格設定に気をつけるようにしています。購入してあっちの方が良かったと思われるのも悲しいじゃないですか。

また外部の余計なコストがかかって無いことも大きいです。デザイナーという位置は自分ですし。カッコいい仕上がりの告知画像は当然撮影してもらいましたが、全て自分でPRをして販売もします。ちなみにこのロゴも自分で作ったり。(作ったなんて言えないけれど)

RECOMMENDED KEEP YOU TRY

「ちょっと試してみてくださいよ🙇‍♂️」直訳とは異なりますが、そんな意味合いを込めました。
なんとなく当時の山荘飯島とプロモンテ思い出すと、こんな言葉がちょうどいいかなと思いまして。

こんな思いや考えあったなかで、この価格を実現できてプロモンテに感謝です。

なぜこの価格でできるかは努力をしているだけな部分が多いです。安いからこだわって無いと思われるのは悔しいので多くのことを今回ブログで書くことにしました。簡単に商品を作れる時代だからこそ、楽をしないように努力すれば意外と何とかなる部分がまだあります

色々な人との良い縁や巡り合わせがあったおかげということが大前提ですが、自己責任で完結できる個人店だからできることを模索してできた、もうすぐまるまる4年経つ山荘飯島の集大成がこの「PUROMONTE」×「山」TOKYO CITY RAINJACKETです。

ちなみに本来は3レイヤー雨衣という名前でしたが撮影した画像の仕上がり見てなんとなくこの名前に変更しました。販売直前でもその場のノリや流れの左右される山荘飯島です。これも個人店の特権かも。

大手に負けない価格とクオリティを個人店が作って販売するてのはなかなか面白いことだと思いますし、それが生き残る術です。まだまだ頑張らないといけません。

とは言えそろそろ人の力を借りたいです!!切実に人材募集です。

オンライン販売開始は6/29(日) 20:00からとさせて頂きます。

再生産はなかなか難しいのでぜひご検討お願いします!

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