迷迭香のナイロンパンツを暖かく蒸れずに履く方法とSTATIC アドリフトシリーズの紹介

先日は1泊2日で蝶ヶ岳~常念岳を縦走する三俣周遊ルートに行ってきました。珍しくちゃんと登山らしい登山です。

アラフォーにして山小屋の良さに気づきはじめた登山用品店の店主です。

ONC MERINOに合わせるは山荘飯島アルファダイレクトベストとマフラー(現在再生産調整中です。再販時期確定しましたらインスタグラムで告知します。)

ボトムはもちろん迷迭香のナイロンパンツを履いてます。真夏~今時期含めて本当に活躍しますよね。この時も行動時は迷迭香ナイロンパンツ1枚で過ごしてました。(こっちは12月に再入荷あるので少々お待ちください。)
しかし10月半ば。天気は良くても気温が0℃を下回る場所もあるので停滞時はさすがに寒さを感じます。

そんな時に合わせるはSTATIC のアドリフトパンツですよね。

登山に行かないから私には関係ないなんて思っていた方も、迷迭香ナイロンパンツは持っているはず。
あんな便利なパンツを冬も暖かく蒸れずに履きたくないですか?山で快適なものは、街での快適ウェアの一歩先です。

迷迭香ナイロンパンツとアドリフトパンツは相性抜群ですので、このセットを知らなきゃ使わなきゃ損してます。

*そんなアドリフトパンツに関しては昔のブログを読んでください。

もはや説明不要と言ってもいいOCTA(オクタ)素材のおかげで蒸れずに暖かく履くことができる革新的なパンツです。そんなOオクタですが、世間的にも広まってましてファッションブランドでも裏地に使われている商品を目にします。

ではなぜ相性抜群なのかを説明していきます。

①パンツのシルエット


STATIC アドリフトパンツが人気な理由は少しゆとりのあるシルエットにあると思います。オクタやアルファダイレクトなどを使ったパンツはインナーに着る防寒着としてタイト目ないわゆる「タイツ」に振ってしまいがちなところを、適度に緩さのある「パンツ」のシルエットに仕上げているのです。

ポケットもあります。

このおかげで「タイツ」ではなく「パンツ」として活用することができ、テント場や小屋で1枚で履いてもおかしくなく、スウェット的に近所をうろうろできる街着としても使えるのです。防寒着として使えつつ、キャンプや登山帰りの温泉後にも1枚でくつろげるので最適です。

そして適度にゆとりがありポケット付きなシルエットだからこそ、インナー使いでは上から履くパンツもゆとりが欲しいということになります。

そんな時に適度なゆとりがある迷迭香パンツがとにかくハマるというわけです。特に、見た目以上に広いもも回りのおかげでポケットのかさ張り含めてまったく邪魔になりません。

②裾がファスナーで開閉できる。

この画像が今回のブログの主役です。
これを見ただけで、相性抜群だと思う人もいるでしょう。

メッシュ素材で裏起毛のオクタは防風性のある素材と合わせれば暖かいのですが、風が抜けると防寒性が無く、寒さすら感じます。すなわち迷迭香ナイロンパンツならば、ファスナーを空けることで風を適度に通すことができ、温度調整が簡単に出来てしまうのです。

防風素材とオクタの組み合わせは、本格的なアウトドアブランドの冬用パンツに採用されるくらいに非常に相性の良い組み合わせなのです。なので同じ組み合わせになる迷迭香ナイロンパンツ+STATIC アドリフトパンツは厳冬期にアイゼンを使うような雪山以外は本当に使えるすごいパンツになってしまいます。

なんならしっかりしたゲイターを着用すればアイゼンも使えるようになるので、よりアクティブに雪山を動く人の選択肢にもなり得るすんごい組み合わせなのです。(とは言え、厳冬期登山はハードな山行も多いのでちゃんと冷静に判断しましょうね。)

迷迭香ナイロンパンツに出会ってから、裾がファスナー開閉式というのは登山にこそ、その機能性を発揮すると思って仕方ありません。

以上のことから迷迭香ナイロンパンツとアドリフトパンツは最高のセットとしておすすめすることにした山荘飯島です。

例えば、先日の登山では

@蝶ヶ岳山頂 15時ごろ

蝶ヶ岳ヒュッテに荷物を置いて山頂をぶらぶら
日差しはありましたが、蝶ヶ岳ヒュッテ特有の風がふいてます。一桁くらいの温度?

一応、上から下まで服装を説明すると、

ベースレイヤー ONC MERINO(長袖のメリノウール)
ミドルレイヤー 山荘飯島アルファダイレクトベスト
アウター 山荘飯島オーダーメイドシャツ ウールポリ高撥水素材(¥29,700(税込))

パンツ 迷迭香ナイロンパンツ
インナー STATIC アドリフトパンツ

靴 ALTRA MONTBLANC BOA → ラスト26.5㎝のみ 個人的にもかなり気に入ってる1足です。廃番カラーなのでいまのうちに!!

まわりはシェルと薄手ダウンなど着てる状況でしたが、この服装で、とてもとても快適でした。
むしろこの組み合わせは画期的かもしれない・・・
なぜならアウトドアブランドではちょうど作らなそうな商品同士の組み合わせだから。だからこそ、この中途半端な時期にちょうど快適でした。

このシャツが予想以上に良かったので後日ブログで書きますが、簡単に説明するとちょっと厚みのあるウールシャツは、ちょっと暖かく、ちょっと防風性があるので、ウィンドシェル未満でフリース未満というアウターになり非常に調子がいいです。行動から停滞時の防寒着としても活躍したので、作った自分も恥ずかしながら今さら知ったびっくりの機能性でした。

ちなみにウールなのに撥水性もあります。

すぐにこの素材でオーダーできるので画期的な機能性をいち早く体験したい方はぜひ作っちゃいましょう。10月現在は工場にちょっと余裕があり、1カ月程度で完成しますよ。普段着含めて、役立つタイミングにできあがりますよ。

では、アドリフトパンツに戻します。
迷迭香ナイロンパンツは防風性もあるので、オクタのフリースらしい暖かさを感じられます。

私は今回着用しませんでしたが早朝の稜線歩きで、寒さを感じるなら履いて行動しても良いと思います。裾のファスナーで温度調整にすればいいですし、太さもあるパンツなので風抜けもしやすく蒸れません。風の強い稜線歩きで邪魔にならない程度の太いパンツはとても機能的です。日中0℃前後の気温ならこの組み合わせで十分でしょう。(停滞時は別ですよ。寒い場合はちゃんとダウンパンツも持っていきましょう。)年末年始に中低山、例えば雲取山や塔ノ岳へいこうと思っている人はベストなパンツになるかもです。

また、今回の蝶ヶ岳の気温は真冬の街の寒さに該当します。すなわちこの組み合わせはこれからの街着としてもちょうど活躍するというわけです。私の場合は、店舗1階がとにかく寒いので昨年の冬はアドリフトパンツにお世話になりっぱなしでした。ぜひデニムやチノパンのインナーにタイツ代わりに履いてみてください。巷に売っているあったかインナーよりも締め付けもないので太いパンツのインナーならこれを履くべき。

例えばDIGAWELの化繊サルエルパンツなんかは相性良いです。お持ちのパンツが真冬用のパンツになっちゃいます。

冬のランニングや、室内スポーツジムでの運動にもアドリフトパンツは使えそうですし、とにかく使い方は幅広いので1枚持っていて損は無いです。そして紹介するまでもなく売れてる商品ですので、寒さ感じる前にぜひ検討してみてください。迷迭香もSTATICもユニセックスで履けますので、寒がりな女性の方も気にしてみましょう。

そしてオクタを使ったSTATIC アドリフトシリーズ その他アイテムも揃ってます。

よりアクティブにスポーティーに着たい人はハーフジップタイプのZip Hoody

ちなみに昨年末の塔ノ岳登山で着用 おそらく山頂はマイナスになるくらいの温度

ベースレイヤーにはノースオブヘブンのメリノヘンリーネック 商品掲載ページはここから

パンツはもう無くなってしまいましたが、裏地オクタのナイロンパンツです。なので迷迭香ナイロンパンツとアドリフトパンツの組み合わせで代用しましょう。

アウターにナイロンリップストップ素材で作ったオーダーメイドシャツ ウィンドシェルです。

ようするにこの画像の組み合わせ。

ボタンやファスナーで首元が開閉できて、温度調節がしやすく非常に快適なのでぜひ試してみてください。アクティブな人はこれで。汗蒸れも気になりません。

ファスナーの無いプルオーバータイプ Adrift P/O

これはMineralカラーのみ

こっちも同じ感覚で使えます。ファスナーが邪魔だと感じる人はこっちにしましょう。リラックスフィットなので大きめに着るのもおすすめ。

リラックスフィットならば、DIGAWEL ウールポリ素材のオーバーサイズシャツと合わせてみてください。

シンプルなクルーネックタイプ Adrift Crew

袖口にゴムなど無い筒袖なので、長い袖のONC MERINOとも相性ばっちりです。

メリノウールのロンTとオクタ素材の組み合わせは秋冬の山活動において非常にいいです。余計な防寒着が要らなくなります。

ちなみにONC MERINOは無くても、別文脈から品のあるメリノウールのロンTが入荷しているのでご安心ください。1枚で品の良い仕事着にもなるのでこっちはこっちですごくいいです。ちゃんと誰からも疑われずにビジネス対応できるメリノウールTです。

メリノウールのロンTとオクタに何度も説明しているウインドウシェル代わりのシャツを作ってしまえば、完璧というわけです。このシャツは1年以上頻繁に着てますが、気に入り過ぎてまだまだ説明に力が入ってしまいます。

オクタを使った商品たくさん入荷してきます。夏山も含めて工夫すれば通年活躍するので、どのアイテムも一枚持っておいて損はないですよ。ファッション文脈の人も知らない顔せず、ぜひこっちの世界に足を踏み入れてみましょう。間違いなく快適に過ごせます。一歩先の快適性を感じましょう。


オンラインストアに掲載済みですので、ぜひご検討ください。

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