ゆっくりと日々変化している山荘飯島ですが、ついにハンモックの取り扱いがはじまりました。店前で体験できますのでぜひ気軽にお越しください。他にも持ち運べるチェアなど厳選したアイテムが揃ってきてます。秋冬こそキャンプ!!夏と違って空気感がまたいいですよ。
こんな流れですが、今回紹介するのはキャンプギアではなく日常着としてもおすすめなダウン。イギリスのアウトドアブランド CRUX よりスウェット感覚で使えるPROTO TOPの紹介です。
まず目につくのが
〇プルオーバー仕様
このおかげでスウェット感覚で着ても違和感なくまとまるわけです。
個人的にプルオーバー好き。なので必然とプルオーバー仕様の商品が多くなったりしてますが、普通にかっこよく、それだけで雰囲気がでると思ってしまってます。着脱しにくいという声もありますが、サイズ感など着脱しやすい構造になっているものも多く、ここでは登山的な視点でその利点を述べさせて頂きます。
1,軽い
現在登山を語る上で外せないのが、ウルトラライト、通称『UL』という言葉。ギアの軽さを追求した登山スタイルです。昨今では百貨店などでもそのブランドが取り上げられ、ここ数年でファッション的なニュアンスを持ちはじめているように感じています。
ちなみにこのファッションに移行するような流れは私が登山を続けてよかったなと思う部分でもあります。10年前くらいに登山をはじめたわけですが、ちょうどそのころに登山専門分野では取り上げられていたことが現在ファッションのような別分野にて取り上げられていることを目にする機会が増え、登山×ファッションのおもしろい可能性を感じていました。逆もしかりです。おそらくファッションだけに目を向けていたら分からない流れでした。
登山以外の異業種に目を向けても同じようなことがあるので、山荘飯島では幅をもたせるように心がけ、ところどころにジャンルレスな雰囲気をつくりあげています。来るべきファッションに備えてという感じだったり、そこまで考えずに単純な趣味という部分もありますが。
自分自身は極端に欠落している分野もあるで、山荘飯島は異業種の方が集えるような共通認識ができる場所になればと思ってます。今は分からないことでも必ず気づく、交わる時期がくるので、ぜひ様々な話を聞かせてほしいです。なのでアウトドアに興味が無い人にも目を向けてほしい独特な登山用品店としています。
少し山荘飯島について話したところで本線からだいぶそれてしまいましたので話を戻すと、、
私自身がそこまで突き詰めていない為、山荘飯島ではあえて語ることはしていませんが『UL』とうたえるような商品も取り扱ってます。
もっと軽いのはあるよと言われてしまうのはご勘弁頂き、このCRUX PROTO TOPも十分、軽いと言われるつくりです。ここでようやくプルオーバーの仕様に関しての『軽さ』の説明にたどりつきます。
フルジップの仕様よりファスナーの長さが半分=その分だけ軽くなっている。
以上、前置きの方が長くてすみません。
2,暖かい
前部分、特におなか周りにも均等にダウンが入っているので、フルジップ仕様と比べると単純に暖かいです。
ファスナーが無い分、風も通りづらい構造であるためより暖かさが増します。
このように構造上『軽く』、『暖かい』という点からもプルオーバーはおすすめできるわけです。
そして次はこの商品ならではの特徴を
〇CRUX PROTO TOPの気の利いてる点
1、脇の下にダウンを入れていない。
なら寒いじゃんと思うかもしれませんが、脇は常に腕と胴が密着している部分であり必然と熱を持ちます。例えばアウトドアジャケットは脇下が開くようになっていたり、レインウェアやサマーブレザーなどでも脇に穴が開いていて熱を逃がす構造をとっています。
この構造があるからこそ、オーバーヒートを防ぎ、アクティブなウェアとしても活躍してくれるわけです。
こういった機能的な面からも日常着としてよりおすすめしたいと感じてます。
一見気づきづらい箇所なので、直接に手に取ってこの脇部分を見てもらうと非常に細かく手間をかけていることがわかり、この商品の良さを実感して頂けるはずです。
2、独特なパッカブル仕様
これおもしろいです。一般的にはスタッフサックなど別の袋がついていてそこにダウンジャケットを入れますが、このPROTO TOPは裏側に胸ポケットがついていて、そこに収納される仕組みになってます。なので袋を無くす心配がありません。
私自身は稜線沿いでテント泊した際に突風でレインパンツの袋が吹き飛ばされた経験があるのでこういった仕様は非常に便利だと思います。
3、軽い
また同じ言葉がでてきましたが、ここは前身両脇にポケットが無いことをさします。ようするにファスナーやポケットの布すら余計な重さをとらえているので、無駄を排除したつくりになっているわけです。ULてやつですね。
でも登山用途で考えると、基本はインナーダウンとして着用するのでポケットは確かにいらない。アウターのシェルのポケットで十分だし、それで耐えられない寒さならグローブを持っていっているはず。なので不要です。
そして日常着として考えた時にこのシンプルなつくりがスウェットみたいに着用できることにつながります。
4、パイピング
裾と脇はゴム製のパイピング。細かいところですがこれが絶妙なテンションで良い。ここもスウェットみたいに着られるポイントですし、おさまりがよく個人的にも気に入っている部分です。裾のパイピング有無でかなり雰囲気が変わると思いますので。
本格的なギアを作るブランドだからこそ、細かな点で気の利く非常に良いつくりをしています。
だからこそ登山以外の用途でもその良さを感じてほしいわけです。
山荘飯島のスタイリングではバブアーとの合わせを提案してみました。オイルドコットンをシェルとして捉えた場合、登山的なレイヤリング目線でも理に適っています。お手持ちのクラッシックなコートでもぜひ検討してほしい着こなし。
そしてこの襟があるのが逆に良いです。カーディガンタイプのノーカラーでは出せない雰囲気。
昨今ではインナーダウンが一般的になり、おかげで室内でもダウンを着ることが市民権を得ています。なので日常でスウェット感覚で着ても問題ありませんし、より良さがわかるでしょう。
登山以外にもちょっとした外出、自転車など幅広い用途で着用頂けます。常時カバンに忍ばせてもおいても問題ないコンパクトさ、と軽さです。日常でULが生かされるわけです。温度調整の難しい今時期も、そしてより寒くなるこれからもおすすめ。
アウターとしても着用できますので、1着あって損はないプルオーバーダウンですよ。
CRUX PROTO TOP ¥27,500(税込み)
商品の重さ:約150g
ポーランド産ホワイトグースダウン 800フィルパワー(US基準860FP) ダウン量:60g
*通販対応可能 インスタグラムのDM、メールにてお問合せください。
contact@sanso-iijima.com
そして店舗にはCRUXを語る上では欠かせない最強のザックの取り扱いもあります。他とは一線を画すつくりになっていますので、こちらも含めてぜひ店舗までお越しください!