先日紹介した着心地の良い服より着心地の良い服をつくるコムアーチからは素晴らしいレディースの商品も入荷してます。
ちなみに店ではメンズもレディースも全て一緒に並べているので、その中から発掘してみてください。見づらくてごめんなさい。もちろんご案内させて頂きますのでお気軽にお尋ねくださいね。
そんな見づらい陳列でもコムアーチは素材の素晴らしさのおかげで商品の質の良さが初見で伝わる為、ブランドを知らなくともふと手に取ってしまう方も多く、異なる文脈を並べている山荘 飯島にとっては心強い味方です。
プレゼントにもおすすめなので、普段はおひとりでお越しになる男性もぜひパートナーの方を伴って足を運んでみましょう。ただ洋服が好きという女性にも自信をもって山荘飯島は良い洋服を取り扱ってますよと伝えることもできます。
コムアーチのレディースに関しては基本はワンサイズなのでサイズを迷うことなく、しかも1枚でどこか女性らしく品のあるニュアンスも与えてくれるので、そんな分かりやすさからも安心しておススメができますよ。
そして最近思うことはサイズ展開の少ないメーカーというのはパターンがすごいということ・・・迷迭香もそうですが、個性はありつつも少ないサイズ展開で様々な身長や体型の方にフィットしてしまうのです。店舗でお客様に来てもらうと実感することが多いです。
ちなみにオーダーメイドシャツで10サイズ展開している山荘飯島はそっちではかなわないと思いまして手数と仕組みで勝負しているわけなのです。
こんな感じでじっくりと見れば見るほど、セレクトしているブランドにはリスペクトが生まれてくるので丁寧にブログで紹介していきます。
①リネンのカーディガン
混率はリネン89% ナイロン11%という素材
リネン100%にあえてしていないのがコムアーチです。
**以下はブランドの説明文をお借りします**
ベルギーリネンを贅沢に89%使用し、物性を安定させるために最小限のナイロンを混紡しました。そのため、ベルギーリネン独特の鈍い光沢や涼し気な肌触り、しっかりとした重量感はダイレクトに感じますが、ご自宅でお洗濯もできる、という使い勝手の良いリネンニット。
ナイロン混にもきちんと理由があるわけです。コムアーチの良さは日常にも寄り添っている点にもあると思います。素敵な洋服だけど繊細過ぎてなかなか普段着として頻繁に使用することが難しかったり、上質なクリーニング屋に出さなければならない洋服など多いですが、コムアーチは家庭でのケアのことも考えてくれています。
(*自己責任にはなっちゃいますがドライクリーニングオンリーの商品もコムアーチに関しては、ウール用洗剤を使いますが家で洗ってます。洗って長く使うとその品質の良さが実感できるのもまたコムアーチの良さです。)
昨今では天然繊維の見直しするような方向性が、登山文脈でちらほら見ますが、POLARTECの素材にも生産地や種類、品質がたくさんあるように同じリネンと言えどもたくさんありますので、せっかくならば上質なものを味わってほしいと考えます。機能素材の使い方はアウトドアブランドの方が細かくてうまいように、天然素材の使い方はファションブランドの方がまだまだ上手と個人的には感じます。(ウールは別かもしれませんが)天然繊維の素材使いが上手なメーカーよりも上手な素材を使ってるのがコムアーチなので、もはやそこは安心してください。
さらにリネンに言及すると、
中空糸(中が空洞になっている。登山文脈に寄り添うとオクタみたいな繊維です。*オクタは中空糸に突起が付いている。)なので吸水・発散する一方で、実は保温性もあります。こういったカーディガンにも最適でしょう。通気性と保温性のバランスが優れているうえに、汚れにも強く抗菌防臭性もある。天然繊維ながら機能素材ともいえるのです。洗濯にも強いのでデイリー使いも安心です。
私自身が最高のリネンシャツをほぼ週5日、5年間くらいは着ていたのでここらへんの説明も追記しておきます。麻と言ってもリネン、ラミー、ヘンプなど細分化もされていますのでここもまた深いです。
その中でもリネンは柔らかく、上質なリネンほど肌触りは良いので、チクチクして張りがあるみたいな麻のイメージは今回紹介するコムアーチの商品とは無縁と思ってください。
しっかりしているけど、春夏らしい通気性のあるニット。なぜリネンを使ったのが分かります。
この色はキャロットですが色の表現がまた絶妙ですよね。上品さが醸し出されます。
繊細の素材にありがりな弱さも無く、袖も裾リブもしっかりとテンションがあり、丈夫だなと見た目でも分かる作りです。
ファクトリーブランドの丁寧さとしっかり感、ファションブランドの繊細さと上品さが絶妙に合わさっているブランドだと細部を見れば見るほど実感します。
平置きするとこんなシルエットなのですが、このシルエットがコムアーチ感です。
緩さと上品さを最高のバランスで仕上げてます。
メーカーから頂いた着画がありますので参考にしてください。着丈と袖丈が短めのバランス。
ちょうどキャロットを着ていますね。白とかベージュ、デニムの青みたいなパンツに合わせても良さそうです。メンズライクなオリーブの軍パンに合わせてもこの色合いが女性らしさを加速させてくれるのでバランスよくまとまりそうです。
本当は迷迭香のこのパンツと一緒に女性におススメしたかったわけですが・・・残念ながら完売。もちろんお持ちのコットンパンツやスカートと合わせても最高ですが、あえてスポーティーなパンツとコムアーチのリラックス感を合わせるのは山荘飯島らしさかなと。スポーティーなのだけど品を底上げされ、より日常に落とし込んでくれます。
持っている人はぜひぜひ検討してください。
オンラインストアにも掲載しました。
続いては
②リネンコットンのスウェット
一見すると普通のスウェットなのですが、
まずは素材の良さを。
これもブランドの説明文を使わせてもらいます。こういった内容を丁寧に説明してくれているブランドというのは意外と無いです。そしてそのメーカーで働いていても説明できる人は少なかったりします。私もメーカーが働いていたので説明できない背景もわかっちゃったりします・・・社員さんでも展示会で初見なんてのはけっこうあるんですよ。
意思を持って素材を選んだデザイナーが直接説明してくださり、資料まで丁寧に用意してくれているからこそ、私みたいな店でもすごく丁寧に紹介ができるというわけです。店側からするととてもありがたく、この感謝を伝えるために長ったらしい文章になってしまう点はご了承ください。
**ブランドの説明文**
国内で、小規模で吊り編み機を稼働させている生地メーカーの協力を得て編んで頂いた、麻がちの綿麻裏毛スウェットです。麻の混率を少しずつ変えながら、できるだけ麻を多く、しかし素肌でも快適に着用できる混率を試作したとこ
ろ、少々珍しい麻と綿のバランスにたどり着きました。更にそれを染め職人にお願いをして一枚ずつ染めて頂いております。(そのため、個々にムラ感、色の差が出ることはご了承下さい。)
この説明文が全てでしょうか。触ると本当に納得する説明です。素肌でも快適に着用してください。スウェットにしては薄手ですが、ちゃんと安心感もあるスウェットです。インナーにシャツを着ても良いと思いますし上に重ね着もしやすい。夏の前まで着やすい生地感なので真夏以外は長く使えると思います。
リネン混なので、表面に味わいがあります。
お決まりのしっかりリブ。なのに柔らかい。
これまた身幅ゆったり、着丈、袖丈短めのコムアーチ感のあるシルエット
おかげで女性らしいニュアンスで着用ができます。シンプルスウェットこそ上質なものを着て欲しいと思わせるスウェットです。
着画もありますので参考に。分かりづらいかも・・・
女性用の着画が力不足過ぎるのですが、山荘飯島はユニセックスなんですよ・・・
スウェットはSmoke Hisuiという色。これもまた絶妙です。リネンのカーディガン含めてあまり見かけない色かもしれませんが、派手ではなく品よく馴染みます。
白のパンツや同系色のデニムとかと合わせても良さそうです。先ほど紹介したグレーベージュの迷迭香のパンツとの合わせも良いですね。ボーイッシュな服装が好きな方にはちょうどよく女性らしさを出してくれますし、年齢問わず着用できるのもうれしいところでコムアーチの強みですよね。
こちらもオンラインストアに掲載してますのでぜひ。
そしてこんなロンTもあります。
が、これは長くなってしまうので後日紹介します!フランスメーカーのバスクシャツが好きな人はこっちでも新しい選択肢としてどうでしょうか?店舗には並んでますので気になる方はお越し頂けましたらうれしいです。
私にとってロンTは日帰り登山には欠かせないアイテムだったりしますので、まとめて紹介する予定です。たぶん・・・
素材が良いものは誰もが好きと思います。文脈を飛び越えた素材の良さが伝わるのがコムアーチです。
メリノウールが好きな登山文脈の人こそ、機能服とさえ思ってくれる人もいるはずです。
そしてここまで天然繊維を持ち上げておきながら、天然繊維が好きだからこそ、リネンやコットンは登山では全く使いわないということも言っておきます。そこらへんの区別ができるのも山荘飯島の良さであり、登山用品店な部分です。登山方面でなんだかウール以外の天然繊維が見直されそうな流れを感じるからこそ、あえてブログで。もちろんこの意見を簡単に覆すことをしちゃうのも山荘飯島だったり・・・
紹介しきれていないブランドが多いです!予定通りといいますか、いい感じに店内が混沌としてきました。
股下ベンチレーションというすごい機能です。このパンツは登山文脈にもおもしろく刺さりそう。
なんでここに!?みたいなブランドもあったり、隣同士に並ばないブランドであることは間違いないので、様々な人にとって新鮮な商品だと自信を持って言えそうです。
新鮮過ぎるあまり、一から紹介しないといけないわけなのでもう大変です。自分でそろえたわけですが心が折れそうです。山荘飯島はつかれます。でも頑張ります。
そんな中で2/28~3/2まで休みを頂きます。ご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ございません!
3/3(金)~通常営業しますので、何卒よろしくお願いします!!