ようやくたどり着けた「マウンテンアイビー」な提案

先週は「urah」のpop up イベントにお越し頂きまして、誠にありがとうございました。とても良い反応を頂けて素晴らしい商品と素晴らしい人柄はとても大切だとあらためて思わされた3日間となりました。このイベントをきっかけに山荘飯島まで足を運んで頂けた方も多く「urah」のPOP UPイベントをわざわざ開催頂いたシバタさん(@haru_haru__79)には本当に感謝です。

残念ながら現状はこのイベント限定の取り扱いで、店舗での展開はありませんので今回お越しになれなかったはurahのインスタグラムで今後の展開をおってみてください。→ @urah.official


そんなイベントは終わりましたが、一息つく間もなく山荘飯島の3月イベント第2弾

フイナム 主催「ファッション物産展 in MIYASHITA PARK」
https://www.houyhnhnm.jp/news/821571/

3/19(火)、20(水)の2日間山荘飯島は出店します。(*20(水)は祝日です。)
嘘偽りも無く、他の出店者様がすごいっす。大物たちの集いの中に、間違いなくチャレンジ枠な山荘飯島です。孤高の登山用品店が渋谷に現れます。

はたしてどんな感じになるかは楽しみにして頂けたらと思いますが・・・

我慢できないので一つだけ先に言っちゃうと、「ONC MERINO」を山荘飯島ブースで展開してもらいます!とても心強い味方の登場です。もはや山荘飯島を飛び越して説明不要な存在になっている最高なメリノウールTが渋谷にきてくれるなんて、これまたつながりに感謝!!

その他のアイテム詳細は週明けくらいにブログで告知致します。ちゃんと渋谷にアジャストした商品も展開しつつ、気軽に足を運べるブースになると思いますのでご期待ください。

とにかく恥かきたくないので、色々と頑張りました。
なのでみなさん合言葉は「僕たち私たちの山荘飯島に恥をかかせちゃいけない。」と思いをはせて3/19,20は渋谷ミヤシタパークまでお越しくださいませ。登山文脈の方も楽しませますので気軽に声をかけてくださいね。

ちなみに3月はこれで終わりません!なので今回都合が合わない方もまだまだご期待くださいませ。

そんなところで本日は久しぶりの商品紹介!!
年度末のあれこれや、イベント準備などなど、一応ひと段落つきましてようやく通常運転となれそうです。ちなみにイベントではたしかに忙しくさせて頂いている時もありますが、あれは仮の姿です。皆さん勘違いしてはいけないのはめちゃめちゃ暇な日の方がいまだに多くあるのが山荘飯島です。本日は土曜日でしたが合計で片手に収まる人数の方がご来店、平日は1人、2人のご来店があったら幸せな日々が過ごせます。「わざわざお越し頂きありがとうございます。」という言葉は山荘飯島の定型文でありつつ、本心です。

そんな時こそ初心を思い出して丁寧な商品紹介をしていきましょう。結局これが大切です。

ようやくたどり着いた「マウンテンアイビー」を提案します。

店をはじめる前、山荘飯島のコンセプトを考えていた時に「山とシャツの店」なんていう案もありました。オーダーシャツという仕組みができる前の話です。そのくらいシャツが好きだったのですが、そのついでに山で自分が好きなアイビーとかトラッドな雰囲気を出せたら面白いなとか考えて「マウンテンアイビー」という言葉だけが先にあった状態だっでした。

満を持して2024年春にそれが実現できてしまいます。

山にファッションを持ち込んでいいことが少しづつ浸透してきた昨今なので、山荘飯島はほんの少しだけ先を考えないといけません。すなわち山に囚われつつも囚われないで、そろそろ服にテーマを持って山歩きなんてできたら楽しいと考えました。山でも街でも着て行けるなんて言葉だけは、はびこってますがそんな簡単じゃないとも思ってまして、(むしろ最近は山と街を分けちゃってもいいじゃんとも思ってますが)それに対しての山荘飯島の答えが今回のスタイリングとなりそうです。(*2024年3月現在の話です。いずれ別のことを言ってると思いますので謎の思想は話半分で聞いてください。)

そんなスタイルのキーマンは「221Village」のアイビーな化繊ジャケット

「221Village」は迷迭香と同じデザイナーが手掛けるブランドです。こっちの幅があるからこそ迷迭香も他とは何か違うアウトドアブランド的な認識になっているわけです。(アウトドアブランドではないんですけどね・・・)

山荘飯島には迷迭香があるみたいなイメージもついてるかと思い、実は221Villageも少しだけやらせて頂いてます。

あらためて、221Villageコンセプトを説明すると、

『季節に楽しむ料理と同じで、その時に手に入れることのできる素材を、その時の料理方法で食事する様な、素材から始まる服」というコンセプトをもとに、ベーシックで自然体のウェアを提案』

主に日本の工場で生産して、ベーシックだけど今の時代の雰囲気に合わせている上質な服を提案していることが多く、洋服が好きな若者から大人まで、そして女性にも響く絶妙な幅をもった洋服が多いという印象を個人的にはもっております。

そんな221Villageですが、
2024SSはアイビーテイストが取り入れられていて、個人的にもすごく着たいと思うコレクションを展開されてまして・・・

そんな中でピックさせて頂いたのがこのジャケット

この袖のたわみと適度なリラックス感、裾の絞られたバランスも良いですね。

221Villageらしいジェンダーレスな雰囲気漂う絶妙なサイズバランスに、この配色とアイビーな雰囲気がまず目を引いたのですが、

素材がナイロン100%で総裏もポリエステル100%のメッシュ 
あれ?軽い登山で使えるじゃん。そんなわけで仕入れは確定です。

生地は異なりますが、画像で着ている迷迭香のナイロンジャケットもナイロンの表地とメッシュの裏地の組み合わせ。

場面を選べば、これも適度な機能を持った山服になるということは、お客様のおかげもあって証明されてきているので同じ感覚で使えます。もちろん別にレインウェアなどもちゃんと持っていくことは推奨します。

なので荷物はかさ張りますが、荷物の重量よりもお洒落でいたい山荘飯島にはこんなジャケットが欲しかった。

表地のナイロンはアウトドア的な機能素材では無いものの、アパレル的には軽いと言っていい素材ですので軽快に羽織れます。なので風除けシェル代わりとして使用してください。家でも洗えて乾きやすく、ケアも簡単なので気軽に羽織れるライトなアウターです。

ちなみに背中の身返しのみコットンポリエステル素材を使用。タオル地みたいな生地なので悪くはない機能性です。

スナップボタンや補強のグログランテープ、メッシュの素材など、配色含めて安っぽくないです。細部までちゃんとしているつくり込み。これぞ221Villageですね。

総裏地つきのおかげで膨らみのあるシルエットになり、安っぽさも無くなります。このバランスがファッションです。

ちなみにこんな感じの合わせ方でも大丈夫です。

コーチジャケットにラガーシャツが合わさった雰囲気なので、ボタンダウンシャツと相性はバツグンなのです。

なせならラガーシャツのインナーにボタンダウンシャツを着てネクタイするなんてコーディネートがありまして、その昔それに憧れてラガーシャツを買った思い出があります。万人受けはしないけど、それがとにかくカッコよかったのですよね。

そんなイメージを今回機能ウェアとして提案できるのはこのシャツのおかげですね。

このジャケットに合わせたくて作った山荘飯島オーダーメイドシャツ
コットンみたいな軽いポリエステル100% ¥22,000(税込)*オーダーで仕立てた価格です。
吸水速乾、UVカット、透湿性も備えた機能素材なので、ちゃんと真面目に山に着て行けるシャツです。
(ブルーやグレーなどの他の色があります。)

これ本当に見た目と触り心地がコットンです。どちらかと言えば春夏向けの軽い生地感ですが、通年着ても大丈夫。

納期が約1か月半なので、あれ今こんなの流行ってるの!?と気づいた時や、買った服に合わせたい!と、後追いで作ることができるのも山荘飯島オーダーメイドシャツの利点です。(*GWは生地屋や工場が休みのため、その分+1週間から10日間ほど納期がかかりますのでご注意ください。)

化繊だけどちゃんときれいなボタンダウンです。
某うるさい世代に8cmのフルロールじゃないことを指摘されたらショート幅の衿なのは『山シャツだから』でかわしましょう。おかげでよりスポーティーに仕上がっています。ちなみにボタンダウンは襟先が風でばたつかないので、ショルダーベルトに衿を巻き込むことも無いので山シャツに適していると思いますよ。

そして今回はボタンダウンではやってはいけないくらいに首まわりを大きくしています。おかげでボタンダウン特有色気は出づらいのですが、これも『山シャツ』だからで解決です。インナーに着込むバランスと通気性重視です。もちろん自然な感じで綺麗に襟を抜いて、ロールを出したい人は首まわりを小さくしましょう。

ちなみに公表はしてませんが素材によって芯地を使い分けてます。
この生地はポリエステルだけどコットンライクなのでフラシ芯を使用。フラシ芯こそボタンダウンという方にもなんとか対抗できますが、素材によっては接着芯も採用しているのが山荘飯島のオーダーメイドシャツです。これも『山シャツだから』でかわせます。

今回は手首まわりをいつもより2㎝大きく。
ONC MERINOなどの長袖インナーを着ることが多いので、ボタンを締めても袖が苦しくなく、はみ出るバランスが最近の好み。
自分がここ最近でハマってるポイントなどは、店頭ではやたら説明をしてしまうかもしれません。なんだか好みが押しつけられてるぞと感じた時は気軽に無視してくださいね。

そして背中はサイドタック
アメトラなボタンダウンでセンターボックスじゃないのか・・・なんて指摘されたら『山シャツだから』でかわしましょう。腕が動かしやすく、ザックにも干渉しづらいです。(そこまで動きやすさは変わらないかもしれませんという話も正直に言います。)

シャツがよく分からなくても、こんな感じで自分の中で意図や意味合いをつくると自分好みのおもしろいシャツが作れるので、某うるさい世代に指摘されても『山シャツだから』でかわして自由な発想で楽しくシャツを作ってください。
細かいバランスなどはファッション物産展に招待されている登山用品店がそれをお手伝いさせて頂きますので。

シャツの説明をはさむと脱線してつかれるので、ここらへんでやめておきます。

ようするに自分なりに満足いくスタリングができたので、ぜひ参考にしてほしいというのが今回のブログ

「マウンテンアイビー」の提案です。

アイビーとかトラッドなスタイルはコスプレになってしまう危険性がありますが、やっぱり各々のアイテムのサイズ感やシルエットが絶妙なので、現代的な雰囲気にまとまります。

女性の方もぜひ、このスタイリングは気にしてみましょう。
150cm後半くらいの方からなら普通に着用頂けます。
特にジャケットに関しては、女性らしいニュアンスもあるシルエットなので身長問わずにおすすめしたい商品です。近いサイズ感の迷迭香のジャケットの大きいサイズを小柄な女性がハーフコート感覚で着用頂いたりもしてますので、ぜひぜひ検討してみてください。目指せアイビーマウンテン女子です。

パンツの説明は過去の自分におまかせします。
以下ブログで一番初めに説明しているパンツと同じ商品です。

コットン混なのですが、STONE MASTERのパンツはちゃんと機能的に使えつつ、化繊だけで出せない着心地と風合いがあるので非常に調子よく履いて頂けると思います。もちろん速乾性など、よりハイスペックな機能を比較したら化繊の方が優位性があるのでしょうが、コットン混の良さもそろそろ気にする時代に突入しそうです。ナチュラルな透湿性がやっぱり優れているのです。
ちなみに今回もL、XLのみの入荷になってます。タイトに着ると流石に若干の透け感もあるので緩いくらいがちょうどいいなと思っての提案です。

そして、グリーンの色をひろった時に合わせたくなるのはこのオレンジのザックです。

今月内に再入荷予定なので少々お待ちください。

冒頭の写真に戻ると、
ラスト26.5cmのみ在庫があるALTRAの靴の色とあわせて、こんな感じで色と季節を意識して、アイビーというテーマを持ちこんで、場所を選んで山へ行く。

ようやく山荘飯島的な「山にも街にもいける適度な機能服」という提案になります。丘サーファー的にファッションハイカーと揶揄されるならこれくらいやってやりましょう。

もちろん日常着としては非常に優秀な機能性を発揮しますので、そろそろブログを書こうと思ってるシティーハイクにもおすすめです。春や新緑の時期のちょっとした登山やハイキングにおすすめしたいスタイルでした。

ジャケットとパンツにくわえて、色々と追加しましたのでオンラインストアをぜひご覧ください。

オンラインストアはここから

そして、

山服じゃないぜという信念をもった「urah」のパンツにも相性抜群というわけです。
私はKHAKIを予約させてもらいました。普通のチノパンにコットンみたいなボタンダウンシャツを着てラガーシャツ風なライトなアウターを羽織る。すなわちただのアイビーなスタイルです。でも全て化繊100%で適度な機能ウェア。こんな服装で遊び心をもって、自己判断で場所を選んで真面目に考えて山へ行けたら楽しいはずです。

そんな写真を撮ってもらう際に手に持って匂わせていたのは・・・

詳細は後日に。こっそり色々とやってましたのでミヤシタパークをお楽しみにという流れです。

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