那須岳には温泉があります。そして雰囲気最高の山です。

今日は天気もよく絶好の秋登山日和だったはず。
個人的には夏以来山へは行けてないですが、来月はギアテストも兼ねてキャンプ計画を立てています。店を開いたことでキャンプにもいつもとは違う目的ができて少しわくわくしてます。色々と新商品も入荷しているので合わせて紹介させて頂きますのでお楽しみに。

登山にハマる、ハマらないは天候が最重要だと思ってますので、今日初めて山へ行く人は最高でしたね。
天気が悪いともはや行かないほうが良かったりで街で遊ぶことをおすすめしてる山荘飯島です。
またはルートを変えたり、あきらめて観光に切り替えたり、山付近の謎の旅館とかに泊まるとけっこうおもしろいことが起こるのでそれもまた登山の醍醐味として楽しみましょう。

そんな登山の醍醐味ですが、代表例として挙げられるのは帰りの温泉でしょう。
都内近郊に行く場合は帰りの銭湯が最高なのでその話はまた別の機会に。東京で登山用品店を開くきっかけとなったのは銭湯も一つの理由だったりします。

登山帰りの温泉はもはやセット。でも、そんな温泉も登山中に入ることができる山もあるんです。いわゆる秘湯です。

前置きが長くなりましたが今回は登山用品店らしい山のブログ、私の地元栃木県にある那須岳 三斗小屋温泉を紹介します。(昔のIphoneで撮影した画像なので画質の粗さはご了承ください。)
ちなみに知り合い以外で栃木出身者になかなか会うことがないので、もし店舗にお越しの際は気軽に声をかけてくださいね!

まずは温泉へ行く道中の那須岳の紹介。
那須岳は周辺の那須連山の呼称の為、一般的には茶臼岳を指すことが多いです。
とにかく雰囲気が抜群。この一言につきます。活火山の為、独特な荒廃した雰囲気でちょっと不思議な世界にいる気分。シャッターを押しがちになるでしょう。

こんな雰囲気最高なのに、気軽行けるのもポイント。ロープウェイがあるんです。容易に山頂へアクセスができるので登山目的だけでもおすすめ。少し登山をやっている人ならロープウェイを使わないで駐車場から登っていきましょう。

とりあえず『那須岳には温泉がある』『山の雰囲気も良い』てことだけでもこのブログで覚えておいてください。

こんな那須岳経由で行けるのが、三斗小屋温泉になります。
歩いてしか行けないので秘湯というわけですが、約3~4時間ほどでたどり着けるので登山初心者でもいけるはず。
繰り返しのことですがきちんとした登山装備で行くことと、基本を守ることは忘れずに。

ちなみに私が行ったときはものすごい突風が吹いていました。一時期的に小屋に避難する人もいるくらいのレベルで、試しにジャンプしたら簡単に1~2mくらい体が飛んでいきました。
那須岳の注意点はこの風で、全国的にもかなり風の強くなる場所のようです。なので無理だけはしないように十分注意してください。もちろんずっと風が吹き荒れていたわけではなく、風がゆるやかで天候が良い日も当然ありますので、鎖場はありますが全体的には歩きやすい道となってます。

天気次第では引き返して那須観光を楽しむのもありですしね。

ではロープウェイを使用した茶臼岳経由でのルートはこんな感じでしょうか。(一般的なコースタイムを記載)
ロープウェイ駅 → 山頂駅 ー40分ー 茶臼岳 ー25分ー 峰野茶屋避難小屋 ー45分ー 朝日岳 ー95分ー 三斗小屋温泉

帰りは那須岳避難小屋経由で行けば約2時間ほどで駐車場まで戻れます。

私は行ったことがありませんが、少し足を運べば沼ッ原湿原まで行けたり、湿原駐車場発で温泉へ向かうルートもあるので季節によって変えてみるのも面白いです。以下がリンクです。夏場のこの湿原は良いみたいですね。

https://www.pref.tochigi.lg.jp/d04/eco/shizenkankyou/shizen/documents/nasu01.pdf

他にも三本槍岳へいく周遊ルートもあったり、自身の体力に合わせてみてください。
個人的は早めに温泉に行き、長くまったりとするのもいいと思います。

様々なルートによってたどり着いた三斗小屋温泉には煙草屋旅館と大黒屋の2つの旅館があり、そこが温泉を管理してます。
私が行ったのは煙草屋旅館でテント泊をしましたのでその紹介を。

今回、三斗小屋温泉を紹介した理由として、上記に挙げた那須岳の良さ以外に、その綺麗さがあります。個人的には硫黄じゃないところも良いです。

と思いきや、今画像見返したらそんなに綺麗じゃないですね!画像のせいなのか、思い出補正なのか・・・

でも山の中の温泉とは思えないほど綺麗に管理されてた思い出。もちろん、いわゆる山小屋なわけなので、通常のホテルとは比較しないください。でも下手な温泉よりは全然良いと思えるレベルですし、自分で歩いて向かうということもさらにその良さを引き立ててくれるはず。

私はテント泊だったので露天しか使えなかったのですが、小屋泊なら内湯も使えるのでさらに良いみたいですよ。建物の中も趣あるみたいです。

少し雪の降る11月に行ったのですが、当時はほぼ貸し切り状態で友人と何度も温泉に向かいくつろいでました。
今はダメかもしれませんが、小屋で買ったビール片手に温泉でぬくぬく。

写っているのは山荘飯島の隠れたアドバイザーの友人です。バックカントリー、沢登りなどやってるのでガチンコな環境でのギア性能を報告してくれます。過酷なルートをいくので大変。


気温に比べてシュラフのレベルが弱めだったのですが温泉のおかげで最高に体が温まり、ぐっすり眠れた記憶を思い出します。ブログを書きながら思い返しても、良い思い出しかなかった。
てことは本当に思い出補正が入ってる可能性あるので、もし行ってみてブログと話が違うじゃんてなったらごめんなさい。最新の状況知っている方は教えてくださいね。

本当は紅葉の時期が素晴らしいみたいですが、逆に混まないと思えば今の時期も良いと思います。

以下に 煙草屋旅館 公式ホームページのリンクを貼り付けておきます。
予約制となりますので詳細は必ずご確認ください。11月下旬までの営業なのでご注意ください。

https://www.tabakoyaryokan.com/

今回はただ登るだけでなく、別の目的をもって山を探すのもおもしろいですよ。ということを伝えたいと思い紹介しました。

那須岳はどちらかといえば車でのアクセスになるため、山荘飯島が主にお勧めしたい電車で行ける都内近郊の山というと、今からが良い時期を迎えます!
よく聞く話かもしれませんが、空気が澄んでて行動時に暖かくなる程度の気温でちょうど良いので一度でいいから是非体験してほしい。低山の本格的なシーズンだと思ってます。

そして山荘飯島はそんな登山帰りに寄ってもらえる店になれたら良いと思ってます。
私自身も山によっては昔の知識で話している部分があるので、最新の状況を知りたいですし、おすすめを教えてほしいです。ギアの使用報告なんかもうれしいですね。皆さんの力を借りながら良い店にしたいので、どうぞ気軽に話をしに来てください! 

最後に、
山の温泉と言えば北アルプスには白馬鑓温泉もあり、ここも最高です。
初めて行った北アルプスが鑓温泉経由のルートだったので、そこからがっつり山にはじまった自分の原点でもあります。初めていくと驚きの景色ですよ。変な画像しかなかったので掲載は控えます。
残念ながら現在は営業してませんが再開した際にはぜひ足を運んでみてください!

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