山荘飯島的ベストパンツ

インスタグラムにも掲載しましたがスタンプができました!個人的にとてもうれしいのでブログでも報告です。
今のところは紙袋に押してますが、その他ご要望あればどこでもスタンプしますのでどうぞ気軽にお申し付けください。

そんなスタンプができ、開店してから3か月が過ぎようとしていますが山荘飯島的に冬季低山においてベストと言っていいパンツを仕入れてしまいました。

フリース素材Octaが席巻しているアウトドア業界ですがこのパンツは知ってますか?

BACH garment SLING PANTS R/P

おそらく山系の店には置いてないはず。登山パンツというくくりで紹介するのは山荘飯島だけかもしれません。でもこれとても優秀で良いです。

昔から冬季はちょこちょこと近郊の山へ行く機会が多く、登山後に都内へ行き銭湯からの飲み会をセットにして過ごしていました。そんな過ごし方にふさわしい、いわゆる山荘飯島的な偏見で街から登山まで本当の意味で行けるパンツをとにかく探し回っていました。厳冬期本格登山はきちんとしたパンツを履くべきですが、ゆるく行ける低山にはそこまでガチガチな装備でいきたくないなと思っていたわけです。

試行錯誤しながら様々なパンツを履き、ファイントラックを通過してアルクフェニックスのパンツに辿り着いてみたもののアルクフェニックスはブランド消滅。なので店を開くにあたって冬季低山用のパンツを探すことがマストになっていました。ようするに下山後にもカッコつけたかったわけですね。

そんな中で見つけたのがこのパンツ。優秀な機能をもちながら普通にカッコいい。こんなの今まで無かったです。

BACHはアイルランドのアウトドアブランドです。その中でもこのパンツはBACH garmentというトラベルアパレルのラインに属します。どちらかと言えば、ファッション系のセレクトショップでバックパックを目にする機会が多いかと思います。ここの代理店さんが本格アウトドアブランドを取り扱いつつ、ファッション要素も備わった優秀なところなのでそういう経路になっていたわけです。ファッション最前線な著名な方と企画した商品を出していたりとすごい会社でもあります。

このパンツはそんな代理店とメーカーが協力して企画した商品です。
個人的にはアウトドアやワークブランドは本国そのままのファッション色が強くないものをファッション的に着こなすのが好きだったりするので、日本企画でその市場に合わせたものはちょっと苦手という偏見をもっていました。ファッション的に着こなすのに、ファッション感を出されると困るということです。何言ってるかわかんないですよね。

そんな偏見の中で見つけたこの商品ですが・・・
ごめんなさい。今までの考え方を反省します。この商品は絶妙なところを突いてましてめちゃくちゃいいです。
日本の市場や流行を知ってるからこそできることがあるわけです。反省しつつも頑固な部分も持ち合わせながら今後の仕入れの参考にしていきます!

ではパンツの紹介ですが、まずは登山をやってる人に分かりやすさを出すために素材から

表地 撥水加工された日本製の防風機能素材
裏地 Octa

そう、これ他のアウトドアブランドでもよく見かける組み合わせです。
ちなみにOctaに関してはテイジンのHPのリンクも貼っておきます。構造や説明文を読むと納得いきますよ。

https://www2.teijin-frontier.com/product/post/22/#link-usage

メッシュ構造の起毛したフリースで保温性と通気性を両立させた画期的な素材で、アウトドアブランド界隈ではその機能面の優秀さから使われています。着用すると必ずその良さが分かるおもしろい素材です。この素材のおかげでオーバーヒートを防ぎ、行動着としても考えられ、街用としてもちょうどいい暖かさを保ちます。


以前のブログで紹介したAdrift Pantsにも使われています。

Adrft PantsはOctaを1枚で使用しているのが革新的と言っていた由縁。ちなみにAdrift Hoodyなる同ブランドの同素材の商品も入荷してますので気になる方はぜひお店までお越しください。

話を戻すと素材面からみれば他のアウトドアブランドの商品と遜色ないと納得頂けるはずです。
この部分は奇をてらったわけでなく、基本を守ることを大切にしている山荘飯島な商品セレクトの要素の一つです。

そしてここからが街着としても本当の意味で両立できる優秀なところを述べていきますので、あきらめずに最後までお付き合いください。長くなってごめんなさい。

・まずはこのワンタック入りのシルエット


太すぎず、細すぎずの絶妙なライン。これただカッコいいわけではないということを後々も説明するのでこのシルエットは良く覚えておいてください。

太すぎると、ビッグシルエットなファッションに寄りすぎてしまってさすがに登山中は浮いてしまい行動時にも適さない。その昔、袴みたいなボルダリングパンツを履いて登山をしていた私ですが、岩にひっかけて破って泣いた思い出があるので太すぎるのはダメなことは身をもって体験してます。
かといって細いと個人的にはガチ感が出過ぎてしまって街着としては馴染みづらいなと思ってしまいます。別に悪くないんですけど、下山後にシティーボーイ感を出したく、山に行ってきたことが分かりすぎるのもちょっと嫌だなと。ここは個人的にカッコつけたい部分なので気にしない方は当然いると思いますのでなんとなくで聞いてくださいね。このパンツはアウトドア感薄めなのも良いんです。
そしてストレッチは効いてない素材だからこそ、このワンタックがあることで動きやすさと履き心地が格段に上がります。


・次に絶妙な股上の長さ
アウトドアブランドのパンツはその機能性から股上が浅いものが多いわけですが、街着となるとちょっとその浅さが個人的にはあまり好きではなかったのでこれは良いです。一時期よく履いていたアルクフェニックスのパンツはサルエルパンツのようなシルエットで逆に股上が深すぎて開脚時に裾が上がり、引っかかった印象だったのでこの股上の長さがちょうどでした。この部分は動きやすさという目線からすると重要で、同じような化繊系イージーパンツでもファッション過ぎるパンツだとここまでの絶妙さはなかったりします。

先に挙げた素材面からの見方と、ワンタック入りのほどよくテーパードが効いたシルエット、絶妙な股上の長さのおかげで登山から街着まで本当の意味で着用できる山荘飯島的ベストパンツと言えるわけです。

ちなみに本格的な雪山での厳冬期登山をする場合はガチンコなソフトシェルパンツがおすすめ。
冬季は12本爪アイゼンを着用して向かう山が多いのでアイゼンの爪でパンツが破れる可能性があります。なので冬季パンツは裾内側にアイゼンガードがついてます。
そして体に沿ったラインのパンツは重要。ルートによっては足を大きくあげて登るところも多いです。その時の負荷を少しでも軽減できるように体に沿った細みで立体的なパンツがあるわけです。滑落の危険性などを踏まえると運動性を重視した理に適ったパターンをしているということです。
実は店舗ではソフトシェルパンツではないですのが、ここらへんにも対応できるパンツも扱っているので気になる方は聞いてください。実際に私も厳冬期アイゼンありで履いていたパンツなのでご安心を。

適材適所なパンツを選ぶことが重要なので、山荘飯島では本格的な雪の無い軽アイゼンでいける「冬季低山用」パンツとしてすすめてます。ゆるくシティーハイクをした後にふつうに街にも繰り出してください。
とりあえず年末年始のどちらかに塔ノ岳へこれで行ってきます。秋から春先までの最適な行動着の一つとして間違いなく選択肢に入りますね。

登山パンツとしてすすめてますとか言ってますが、これ勝手に山荘飯島が言っているだけでむしろお洒落な街用のパンツとして一般的には販売されてます。街用機能パンツということですので、街でも着れますというのは余計なお世話ですね。

言ってしまえばイージーなシャカパンてことです。色々と説明してますがサイズアップしてあえてオーバーサイズで着ても良いですし逆にサイズダウンしてすっきりと着てもいいです。サイズダウンの着こなしは隠れたおすすめかも。ウエストゴム+紐のおかげでかなりのレンジが拾えます。ご自身のスタイルや好みに合わせて難しく考えず着るのが一番!
街用のお洒落なパンツなのについでにスポーツにも使えるパンツとしてみてください。

この上下ならどちらもサイズダウンしてもアップしても違和感なく着用できますよ。


そして最後に機能面や使い方を想定してみます。

1,冬季低山用のソフトシェルパンツとして
12本爪アイゼンをつけないような場所であれば、防風撥水機能、保温性もあるので秋から春先まで使うシーンがかなりあります。

2、ダウンパンツがわりのオーバーパンツとして
先にあげたシルエットのおかげで、パンツの上からも履くことが容易です。
それでいてパッカブル仕様!トラベルアパレルの由縁ですね。かなり優秀な機能です。


約400gなので一般的なダウンパンツよりは100g~150gくらい重いかもしれませんが、持ち運びも許容できる重さとコンパクトさ。内蔵されたポケットに入れ込むポケッタブルなので袋を無くす心配もない。
春から夏の高山でのテント泊、山小屋で過ごすパンツとしてもおすすめ。防風機能素材なのでテント場から日の出、日の入、星を見に行く時に着るシーンなんかも想像できますね。ここまで考えると通年使用可能です。
単体でも着用できることを考えると時期や行く場所を選べばダウンパンツよりも活用できるシーンや時期が多そうです。

オーバーパンツという目線なら運動後のリラックスパンツとしても持っておいてもいいです。ランニング後やジムの行き帰りなど運動前、後に着用するパンツとして優秀でしょう。Octaの速乾性は優秀なので汗冷えもしづらいです。

ポケッタブル機能と合わせると、オーバーパンツの使い方は他にもかなりあると思いますので1着持っていて損はないと思いますよ。

3,旅行やビジネス出張時のサブパンツに
トラベルアパレルということなので書いておきます。軽い上にコンパクトになる。ベルトレスてところも良い。スーツ時のベルトとカジュアルパンツのベルトは併用できないことが多いのでサブパンツはベルトレスだとより有用性が増しますね。
リラックスウェア的にも着られるので部屋着にもなり、ワンマイルウエアと言えるでしょう。


4、リバーシブルで履ける!


最後の最後になってしまいましたが、これリバーシブル仕様というおどろき!ここまでの機能があるのすごくないですか?フリース面を表にしてもふつうにカッコいいです。2着分のコーディネートが楽しめるわけですが、ただ見た目だけじゃないのがこのパンツのすごいところ。機能面で理に適っているのです。代理店さん本当に優秀すぎます。
フリースを表にするとポリエステル素材が裏になります。フリースが肌に直接触れないでこちらの方が保温性が劣るということ、すなわち温度調節ができるパンツなんです。気温に合わせて表裏を変えるという選択肢があるわけです。下山後に変えるなど色々な着方が想定できます。見た目的にはフリースが表になると暖かそうではありますが逆ですね。

書いているうちに長くなってしまいました・・・ベストパンツは伊達じゃないぜ。ここまでのパンツは無いですし山荘飯島的なストライクな商品でした。本当はこれ以上語りたいくらい。
とにかくおすすめのパンツなので気になる方はぜひ山荘飯島までお越しください。

サイズ選びに迷うと思いますので店舗ではゆっくりと時間をかけて試着頂けます。とりあえず全サイズ試着することをおすすめします。焦らずに決めましょう。

BACH garment SLING PANTS R/P ¥22,000(税込)

通販もできますのでお気軽にお問合せください。
contact@sanso-iijima.com or インスタグラムDMより

ポケットも2枚重ねになってたり、リバーシブルしてもついてたりと色々と細かいところに気が利いてます。

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