キャンプに持っていくべき登山用クッカー

GORE-TEXのメンテナンスブックを取引先より頂きました。

GORE-TEX商品を購入された方にお渡ししてます。以前購入された方ももちろんお渡しますので。興味ある方は店舗で閲覧できますのでよかったら見てください。

仕組みやケア方法など分かりやすく、よくまとまっていると思います。GORE社が公式で作っているのでそりゃそうです。GORE-TEXは有名ですが、けっこうその仕組みやケアなど知られてないと思うことも多い昨今、是非ご覧頂きたいです。撥水と防水の違いなどなど、ブランドイメージ先行な部分もあると感じるのでそこらへんも合わせてご説明させて頂きます。

そして、本日のブログはGORE-TEXとはまったく関係ないクッカーの話。

登山の際に湯を沸かしたり、簡単な調理をする場合、クッカーは必須ですよね。湯を沸かしてラーメンを食べるだけで楽しさ、頼もしさがでちゃいます。

そんなクッカーは様々あり迷われている方も多いと思います。細かいこだわりなどでメーカーによって色々な工夫がされているのでそこは調べる価値ありです。
とは言うもののあまり大差ないよと正直思ったり、調べるのが大変だったり・・・

でもこのクッカーは違います。他と差がつくクッカーです。なんたってコンボですし。
なんでもいいよと思う方や、調べるのが大変と思う方、そんな方々もとりあえず山荘飯島チョイスのクッカーを選んでみてください。キャンプ用途でも役立つし、初心者でも、他の商品を持っている人でもおすすめ。間違いなく損はさせません。
今は分からなくたって使用すればするほどその良さや、用途の幅広さを実感するそんな商品です。

ちょっと熱を帯びて先にここまで言ってしまいましたが、

今回紹介するのは日本のブランド「SOTO」の製品「サーモスタッククッカーコンボ」
以前ブログで紹介したプラチナランタンもここのブランドです。ものづくりには非常に定評がある優良優秀なメーカーなんです。

まずは写真を。


これで1セットです。これだけの商品がついてます。

具体的には

①マグ350
サイズ:直径84×高さ98mm
  重量:80g
  容量:350ml
材質:ステンレス 

    

②マグ400
サイズ:直径85×高さ94mm
  重量:50g
  容量:400ml
  材質:チタン

③マグ750
サイズ:直径102×高さ120mm
  重量:84g
  容量:750ml
  材質:アルミニウム  

*画像はフタ付きで撮影してます。

④コジー
重量:40g
  材質:ターポリン、アルミ蒸着シート

基本はこの4つ

そして以下がつきます。

・リフター


・フタ (リッド)×2(マグ350,400兼用+マグ750用)
*③の画像でかぶせてるフタです。2種類サイズ違いであります。

このセットがあることで様々な用途で使用することができ、キャンプに持っていくべきクッカーとなるわけです。

ではその機能の紹介

☆その1
①マグ350と②マグ400を合わせてください。するとダブルウォールのマグカップの完成です。

マグカップの間にジョイントするパーツをはめて、重ねるだけです。

保温性が上がることは当然に、
通常ダブルウォールのマグカップは直火NGとなりますが、①マグ350を外してそのまま直火にかければ温めることが可能です。飲み物、スープなど温め直しができるわけです。
(*フタとジョイントパーツをつけたまま直火にかけられませんのでご注意ください。)

これ、キャンプに良いです。
冬キャンプあるあるで暖かいものを放置しがちで、冷めたものを無理やり食べたり、捨ててしまったりでもったいない。これなら再加熱も容易ですし、自分の分だけ気軽に温められるのもいいですよね。
こっそり一人でホットワインなんかもできてしまいます。

そしてこんな感じで火にかけて熱くなったマグカップを持ち上げるのに使うのがリフターというわけです。


全ての大きさのマグがこれで持ち上げられます。よくできてます。

☆その2
フタ(リッド)


登山の際は、個人的に早ゆでパスタやペンネをよく持っていきます。パスタソースをかければ簡単に食べられるし、そんなソースはコンビニでたくさんの種類が容易に手に入るので、その便利さとボリューム感でたいていはパスタにしています。
じゃあ③マグ750を利用してパスタをゆでましょう。普通のクッカーなら湯切りが大変ですが・・・
そう!このフタがあることで湯切りが簡単!これめちゃくちゃ便利。パスタ派の人は持つべきです。これで買うのを決めたくらい衝撃でした。
ゆで汁は山では捨てられないので、 ①マグ350と②マグ400のダブルウォールマグカップに入れてスープとして飲みましょう。簡単にスープとパスタの完成です。そしてその1に書いた通りそんなスープも再加熱や、再度水を入れて火にかけながら味の調整も簡単てわけです。
他に飲み物を飲みたかったら①マグ350を飲み物用に、②マグ400をスープ用に。クッカーコンボならでは様々な使い方ができるわけです。

もちろん普通にフタとして、キャンプの際は保温にもなるし、焚火や炭の灰やゴミが入るのを防げるのでとても便利。

マグ350、400兼用のフタ

☆その3
④コジー

③マグ750がすっぽり収まります。

これで保温ができます。そして熱いものでもこれをすることで直接手で持てるわけです。基本的に他のメーカーのクッカーには持ち手がついてますがコンパクトでたためるがゆえに、そこまで頑丈ではないものが多いので、がっつりと料理を入れるとけっこう不安定だったりします。手で持てる利便性はかなりあると個人的には感じます。登山の際にテント内で使用する時はこの安定感がいいはず。体力を消耗してるとうっかりとこぼしたりすることもあります。おかげで私のダウンジャケットはミートソースです。

キャンプの際はこれがあることで、保温になるのでゆっくりと暖かいスープが飲めちゃいます。お酒を飲みながら、談笑しながら食べることも多いはずなので、このコジーがあることでいつだっておいしく料理が食べられます。そんなわけでキャンプ用の器として③マグ750とコジーを合わせて使いましょう。

これが収納袋になるのもいいですよね。保温性のある材質が緩衝材となるのでキズなど気にせずにザックにパッキングできるわけです。本当によくできてるんです。

こんな感じて全部綺麗にスタッキングできます。

ガス缶も100サイズならどのブランドも綺麗にスタッキングできます。ストーブはマグ350の中にいれましょう。

代表的な3つの機能をあげましたが、他にも自分次第で幅広い活用方法があるでしょう。皆さんの使い方をぜひ教えてほしいと思います。
軽さを追求するならその時の用途によって持っていくマグを減らすこともできます。
個人的には油断しすぎてマグカップを忘れたりもするので、とりあえずセットを持っていけば全てまかなえることにかなり利便性を感じてます。

また使い方次第では2人分のクッカーとして対応も可能です。
マグ750で湯を沸かして、他の2つをシングルウォールのマグカップと考えればピクニックなどで2人でコーヒーも飲めますね。

キャンプに持っていってもその機能性の真価を感じることができるはず。
私自身は登山はじまりでキャンプをはじめたわけですが、その時に登山道具の有用性を大いに感じ、キャンプ好きな人とのちょっとした差別化もできました。
キャンプ用途で考えればここまでコンパクトで機能的な器は他に無いはずですし、持ってる人はなかなかいないでしょう。ほんの少し視点を変えるだけで、その商品に幅が生まれてより有意義な使い方ができるんです。

そういえば、昔に山でモテようとしてチーズフォンデュをやりましたがクッカーのコンパクトさはそんなこともしやすかったりしますよ。このクッカーコンボならそんなことも容易だなとブログを書きながら思い出しました。
クッカーの焦げよりも、モテることを優先した思い出。10年前は元気でしたね・・・


そんな思い出は置いといてこれ、本当に良いです。
クッカーとして考えたら他の物より値が張ると思うかもしれませんが、1セットなわけでこれだけの機能がついてくるので、むしろ安いと言ってしまいます。単純にマグカップ&クッカーを購入すると考えても、これ一つで代用できるわけですしね。
SOTOの商品の良いところは品質と値段のバランスが納得いくし、むしろコスパが良いと思うところにもあります。迷ったらSOTOを買っても良いといえるくらい。

山荘飯島ではこれとEPI-gasのREVO-3700のストーブのセットを推奨してます。どちらも登山は当然にキャンプでもメインで使えます。この2つがあれば充実したキャンプまでできるはず。ちなみにREVO-3700もソフトケースにして、きっちりとマグ350の中に納まるので綺麗なスタッキングができますよ。ソフトとハードの2種類のケース付きなのはこういう時に良いですね。

『キャンプに持っていくべき登山用クッカー』として今回はサーモスタッククッカーコンボを紹介しました。
最初にも書きましたが、どんな人もこのクッカーがあれば間違いないです。

使い方はいずれ考えるとして、何も考えずに試しに買ってみて。と言いたい商品でした。
他にも炊飯するためのちょっとした道具など合わせておすすめしたい商品がありますのでぜひ、山荘飯島までお越しください。


SOTO サーモスタッククッカーコンボ ¥7,920(税込み)

通販対応可能です。お気軽にインスタグラムのDMやメールよりお問合せください。
contact@sanso-iijima.com

アーカイブ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です