これがTilakがつくるフリース素材のスウェットです。

世界一の品質を誇るといっても過言ではないチェコのアウトドアブランドTilakからフリーススウェットが入荷してきました。シンプルにカッコいいです。

分かりやすく言えば、ポーラテックサーマルプロを使用したフリース素材のクルーネックスウェット

値段は¥27,500(税込)

これだけの話ならば、登山文脈の人からすると高いというイメージしかもたれないでしょう。Tilak自体は本格的な登山メーカーなのですが、ここらへんが登山用品店であまり見かけない理由でもあると思います。素材だけを見たらもっと安いのあるじゃんと思われがち。

でもそうじゃないのがTilakです。扱う店の説明が重要なブランドですよね。
他のアウトドアメーカーも取り扱っている店としては言うべきではないのでしょうが、縫製が良いと言われているアレや、こだわったパターンでデザインが良いと言われているアレなどと比較しても、ちょっと別次元の縫製技術とデザインなのがTilakです。(他のアウトドアメーカーが悪いというわけでは決してありませんです!山荘飯島特有の極論ですのでご了承ください。しかし、Afterglowだけはかなり匹敵しているとも思ってますが・・・)

アウトドアなくくりで言うと、Tilakの競合と言えばWESTCOMB無き今、ARC’TERYX VEILANCEくらいでしょうかね?
ARC’TERYX VEILANCEならばモード的で独特なパターンで近いニュアンスがありますがTilakと比較すると価格帯がもう一つ上な印象です。いずれにしてもアウトドアメーカーであれば高価な印象かと。
そんな価格背景もあってTilkaは日本だとファション文脈の人の方に広く知れ渡っているように思います。ここらへんの登山とファッションの文脈による差は山荘 飯島が直面している難しさであり、面白さでもありますので、商品の良さを伝えるために丁寧な説明をしていきましょう。逆にファッションという主戦場で真向勝負で評価を得ているアウトドアメーカーてところがすごいんですけどね。

Tilakの中でもこのスウェットはトラベルラインに位置するPOUTNIKの商品になります。
以下はメーカーHPからの抜粋です。

ブランド名は『Poutnik -The Urban Traveler by Tilak-』
Poutnik(ポートニック)とはチェコ語で「旅人・巡礼者」という意を持ちます。世界を旅する者達が快適に過ごせるためにつくられた高機能トラベルウェアブランド。acronymブランドのフィルターを通し、より「街」を意識しながらもTilakの過酷な状況下での機能や経験を反映したギア的要素盛り込んだ商品構成。

しつこいくらいに、毎回こんな話を書いてしまいますがPOUTNIKラインはアクロニムの背景を持ち、デザインチームがすごいとか、そんな情報を知っているとすごくすごく価格帯含めて納得いってしまうというわけです。知らなかった方はとりあえず『acronym』で検索してみてください。そうするとよく分からなくてもなんだかTilakすごいと感じます。私も入りとしてはその程度です。言い方は悪いですが、acronymは買えないけどTilakならばみたいな感じでこのPOUTNIKライン狙いでファンになる人もいたり。

そんなミーハーな入りでも実物見ると驚かされるのがTilakです。

過去ブログにてTilakの凄さを紹介していますので、なかなかに面倒でしょうが時間がありましたら合わせて読んでみてください。

今回の商品は何がすごいかというと、もうその独特なパターンですよね。

他では見たことないカッティング

アウトドアメーカーならばなんとなく、動かしやすいための作りをしているなあというのが分かるのですが、正直Tilakはもう別次元なのでよく分からんです。でも着てしまえば納得です。

個人的にはこの背中のつくりがすごいと思いました。シャツでいうヨーク的な切り替えが入り、肩に立体感を出し腕の動きに合わせているのかな?ストレッチの効いた素材なのにどこまでこだるのかという複雑なパターン・・・生産性なんて無視してますね。こんなスウェットありますか?

立体裁断で人間の身体に沿ったパターンを作っているという風に言っているメーカーはたくさんありますが、Tilakを見てしまうと妥協をしているのではないかとすら思ってしまいます。

もっとも、生産のしやすさという部分も踏まえてパターンを作らなければいけない事情もそこにはあると思います。パーツ数が多く、複雑な作りならば時間がかかり、それだけ工賃というものが加算されます。

例えば工場が、1日5万円稼がなければならない場合
1日1枚しか作れない商品ならば、1着5万円かかります。
1日5枚作れるならば1枚1万円となります。ざっくり言うとこんな感じが工賃計算なので時間がかかるもの=高いということです。

なのでふつうここまでのつくり込みは採算が合わずできないけれど、Tilakはチェコの自社工場だからこそこの値段に抑えられているのです。(ここらへんもAfterglowは似てるなあと思ってます。)生産性を度外視したこのパターンを見ただけでもTilakの金額に納得がいきますし、なんならお買い得なのではとすら思えるはずなのです。

ポケットの位置も独特なのですが、脇下にポケットを配置することで荷物が身体の動きに振られることを最小限にします。ちゃんと深さもあり、物も落ちないのでぜひスマホを入れるなどして試してほしいです。前から手を入れないと荷物が取れないので盗難防止にもなりますよね。ここもトラベルラインらしい、すごく理に適ったつくり。

そしてそんなつくり込みが、ただカッコいいデザインになっているという。まさにacronymブランドのフィルターを通したという部分ですよね。デザインと機能の両立のお手本のような服。

一見するとシンプルなグレーのスウェットなのですが、明らかに異質な雰囲気が出るのはこのパターンとデザインのおかげです。モードな雰囲気まで漂うなんてアウトドアメーカーは他にないでしょう。

サムホールもあるので手首まで暖かく、運動時も便利に使えます。

左腕にはPOUTIKラインの刺繍。同系色で控えめなのもいいです。

171cm 57kg Sサイズ着用

Mサイズ着用

SだとジャストでMだとゆとりある感じです。XS~Lまで展開しています。

おそらく時代的にXSサイズの取り扱いはかなり貴重かも。小柄な方や女性にもおすすめですよ。

最初にも言いましたが、素材はポーラテックのサーマルプロのラインです。表面がウーリー調でニットぽいのもアウトドア感抑えめで日常使いもしやすいですね。

裏起毛でしっかり暖かいのに驚くほど軽い高機能素材です。速乾性もあるので、もちろん登山をはじめとするスポーツにもおすすめ。冬のミドルレイヤーとしては抜群でしょう。登山な人にこそ機能の良さが伝わる気もします。

そしてトラベルラインということなので旅行にも最適です!年末年始に旅行へいく方は是非。

旅行に行くならコムアーチのウールパンツと合わせて。上品なリラックスウェアとして快適かつどんな場所にも行けますよ。

コムアーチのパンツはここから

ふつうにかっこいいスウェットで他には無い機能的なデザイン。アウトドアメーカーでありながら普段着としても年齢問わず、きちんと感が出て着用できるフリースてのはなかなかないですね。

オンラインストアにも掲載しましたのでぜひご検討ください!サイズ感の問合せもお気軽にどうぞ。

オンラインストアはここから

そしてトラベルラインつながりでスウェットの上にはこんなコートを品よく羽織りましょう。
新しく取り扱いがはじまったジェンダーレスなブランドのトラベルコートです。これレディースもふつうに着られます。
機能素材を使ってここまで品よく着られるコートはなかなかないでしょう。むしろ山荘 飯島でしか見られないコートらしいので気になる方は是非ご来店ください!!

ベンチレーション的にファスナーで開くので自転車にも乗れてしまう。スーツの上からもOKだけど着丈短めなのも、今欲しかったやつでしょう。すごく良いですよ!登山用品的発想でおもしろく紹介できそうです。

他にもギミックあるので詳細はまた後日に。

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